「急斜面でも暴走せずに華麗に滑りたい〜」
今回の質問は上級者向けです。JSBAのテックテストを目指されているということで、最低でもバッジテスト1級以上のレベルの方からの相談です。
自分にあった練習をしないと逆に変な癖がついてしまうので、カービング初心者の人はまずは、前回の記事を参考にしてみてください。
>「ヒールサイドでおしりが出てダサい」ときは、「○○」を変える>
それではどうぞ。
(photo credit: taylorbri DSC00048 via photopin (license))
相談者
お久しぶりです。
今年もコラム楽しみにしています。
早速ですが昨シーズン最後にテックテストで惨敗しました。
シャバ雪で苦労したのもそうですがそもそも急斜面(25°)でクロスオーバーが遅れどんどん谷に落とされて行く感じがしました。
動作を先へ先へと意識してもうまくいかず結局はヌルいターンで結果は不合格です。
谷回りでの角付けが甘いのはわかってるのですが、何か改善出来るアドバイスをいただけますでしょうか?
こうぞう
こんばんは。^^
ちなみに「緩斜面」で「スピード」を出してのクロスオーバーはできていますか?
急斜面の谷回りでは、「加速度」が大きいので身体が遅れやすいです。
自動車で急加速した時、上体が遅れますよね?
急斜面だとそれと同じことが谷回りで起きています。
自動車の場合、自分で加速度を調整できるので、簡単ですが、
スノーボードの場合それができないので、
少しずつ斜度をあげる&スピードをあげて、
上体を先行させてあげる必要があります。
そこでのポイントが「クロスオーバーする方向」です。
極端なは話、進行方向に対して斜め前方向に身体を「落とす」感覚がいいです。
これってなんとなくイメージできますか?
相談者
言っていただいてることは理解できました!
やはり動作というより上体が置いていかれてると言われるとそのような気がします。
斜め方向に落とすというのは倒れこむのとは違いますよね?
こうぞう
より、下に。
って感じですね。
重力にそって身体を落とすだけだと、急斜面だと遅れちゃいますね。
なので、自分の意思で「積極的」に落としていくことが必要になります。
最後に
ということで、今回のアドバイスは以上です。
「切り替える方向」を変える・・・
言葉にするととても簡単なのですが、これを雪上で行うとなると結構難しかったりします。
ポイントとしては、腰より下をいかに早く谷方向に落とすことができるか・・です。
よくあるミスとしてはクロスオーバーを意識するあまり、トゥーサイドの切り替えで「頭」から切り替えを行ってしまうパターンです。
そうすると「腰」は山側に残る形になりますので、板の切り替えを行うことができません。
なので、ポイントは「腰から下」です。
最初は、「腰」をいかに早く谷方向へ落とすか・・・
人間は「腰」が重く、切り替え時に「腰」が板に対してどこにあるかが大切になります。
当然のことながら、腰が谷側にあるのであれば、切り替えはできていますし、
腰が山側に残ってしまっているなら、それは切り替えはできていない状態になります。
なので、まずは「腰」を谷側に落とす、それができてきたら、ひざ・足首を使ってより素早い切り替えのエッジングを意識してみてください。
ということで、今回は以上です。
今回の相談内容に関する質問はスノボラボ公式LINE@から受けつてけますので、きになることがある人はLINEでコメントしてください。
前回の相談内容は以下です。きになる部分をみてみてください。
>「ヒールサイドでおしりが出てダサい」ときは、「○○」を変える
>「バックサイドでお尻が残る」「こどもがトゥーサイドのターンが苦手」への回答
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