「あと3ヶ月もすればシーズンインとなりまが、星野さんがシーズンインに気をつけていること、意識していることは何でしょうか?」
との質問をもらったので、こたえますね!
僕がシーズンインの時に気をつけていることはたった1つ、
「立つ」ことです。
シーズンインの時に気をつけるべきことは「リラックスして立つ」こと
みなさん、普段から「立つ」ことはやっていますが、それが雪の上だと少し勝手が違います。
特にスノーボードのブーツを履いてビンディングに固定されている状態は、特殊な状態ですので意識して「立つ」ことが必要になります。
普段は「無意識」で立つことができても、雪上で足が固定された状況でも同じように立つには「意識的に」その状態を作り出す必要があります。
なので、まずは普段「立っている状態」がどういう状態か把握します。
ここでいう「立つ」とは、「リラックスして立ち続ける」という意味意味合いです。
ポイントとしては、「リラックス」です。
なぜかというと、リラックスできる状態こそがバランスを取れる範囲が広い状態だからです。
なので、雪上のときでも、滑っている時でも「リラックスして立つ」ことを意識します。
全身にまんべんなく力が加わっている状態が好ましいです。
どこか身体の筋肉一箇所に負荷が偏ってしまうと
そこの一部の「偏り」が体全体に波及して、バランスを取りにくくなってしまいます。
身体の一部の緊張が、身体全体の緊張になってしまう
このことは知っているだけで、シーズンインのときに役立つと思います。
例えば、「テーブルに置いてあるコップを持つ動作」を以下の2パターンでやってみてください。
- 普段通りにテーブルに置いてあるコップをただ持つ
- コップを持たない手を強く握りながら、テーブルに置いてあるコップを持つ
どちらの方がスムーズに行えるでしょうか?
(よりわかりやすく行うために、利き腕じゃない方の手でコップを持つといいですね。)
大半の人は2のときをやった場合に、「ギクシャクした」感じを感じるはずです。
これは、「身体の一部の緊張」が「体全体」に影響を及ぼす代表的な例です。
シーズンインのときは、滑りたい願望が強く出やすいです。
約6ヶ月間も滑らない期間があって、いざ雪山にいったら
エサを欲しがる犬みたいになって身体が緊張状態になってもしょうがないでしょう。笑
(実際、僕はシーズンインのときの衝動をなかなか抑えきることができません。笑)
ただ、そのような前のめりすぎると身体は緊張しすぎた状態になります。
身体が緊張すると咄嗟の時に、受身がとれなくて怪我をしてしまうなどリスクが高くなります。
シーズンインのときに怪我をしてシーズンを棒に振るなど、そんなもったいないことはありません。。
それらを解決する方法として、僕がとっていることは・・
シーズンインのときは「滑る意識」よりも「立つ意識」に重点を置く
なので、雪山の感覚に身体が馴染んでない段階では
「滑る意識」よりも「立つ意識」に集中することで、そういったリスクを回避することができます。
例えば、僕がシーズンインのときに具体的に意識することは以下のことです。
- 足の裏にはどのように重心がきているだろう
- 腰回りに緊張状態はないだろうか
- 肩周りは緊張していないだろうか
- 手はリラックしている状態だろうか
- 下半身は無駄に力んでいないだろうか
- 流れるように立てているだろうか
ざっと思いつくだけでもこれくらいはあります。
これらは、平地での基本姿勢を作る時でももちろん意識しますが、
「滑走中」でも同様に意識することです。
そうして、「立つ」ことに意識を置いて徐々に滑れる感覚になってきてから、
スイッチを切り替えます。
(ただそれでもマックスで滑ることはないのですが。)
スピードを徐々に上げてしっかりと止まれるかどうか。
止まれるのであれば、また徐々にスピードを上げて・・・。
を繰り返して本来のパフォーマンスに近づけるようにします。
だいたいこれらを1日かけてやります。
いつもは半日で調子をつかんで、午後は普通に滑っていますね。
もちろん細かい技術的なところは再現できないことはありますが、
楽しく滑るレベルはすぐに到達します。
そして、初日は普段使わない筋肉も使っているので、あまり無理せずに上がります。
疲労感でいうと7割くらいのところで上がる感じで、
温泉に使って疲れをとります。
以上が、僕がシーズンインのときに気にしていることです。
まとめ
シーズンインの時は、気持ちが前のめりになりがちで怪我をしやすいです。
なので、「滑る意識」よりも「立つ意識」に重点を置いて、自分の身体との対話を楽しみます。
滑りながらも「リラックス立つ」ことをするためにどうしたらいいか、
身体の部分部分の動きを確かめながら滑ります。
遠回りのようで、結果的に感覚が戻るのは早いと感じています。
今日も最後までありがとうございました。
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次の記事を書くやる気になります^^笑
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