サマーゲレンデに挑戦したいけど、どんな服装で滑れば良いの?流行り廃りはあるの?
雪山では雪山の格好があるように、サマーゲレンデにはサマーゲレンデにあった服装があります。実は、その服装であなたが怪我をするリスクが減らせるのを知っていましたか?ということで、今回はサマーゲレンデの服装についてお話します。
目次
■作業用手袋は怪我の元!?手袋はミトンタイプがおすすめ
まずはじめにお伝えしたいのは、グローブについていです。雪山ではそれほど意識しないアイテムだと思いますが、サマーゲレンデではこれを気をつけるだけで怪我をするリスクをかなり抑えることが出来ます。
もし、あなたがミトングローブを持っているのであればミトングローブを着用することを強くお勧めします。
サマーゲレンデで使われるマットはプラスチックのような素材です。それがブラシのような形状でゲレンデに敷き詰められています。問題点はこのサマーゲレンデ特有のブラシマットで転ぶと、指が引っかかってしまうケースがあるんです。
サマーゲレンデは主に初心者用しか滑れませんが、それでもある程度のスピードはつきます。慣れてくると20km/h〜30km/mで滑ることは可能です。そんなスピードで転んで指がブラシにひっかかったらどうなると思いますか・・・?
ひどいケースだと剥離骨折もありえます。というか知り合いの方に、サマーゲレンデで指がひっかかって怪我をされた方もいます。
なので、おすすめはミトングローブです。人差し指から小指までがまとめられているため、各指が単体でブラシにひっかかることはありません。私もサマーゲレンデに行くときはミトングローブを着用しています。ただ、中綿があると暑いのでインナーはせずにミトンのアウターのみ着用しています。
インナー脱着式のミトングローブがあれば最適です。私が使っているのはeb’sのノスタルジックというミトングローブです。こちらはファスナー付きで中から手を出すこともできてとても便利です。冬はマイナス20°の極寒でも耐えられるつわものです。
サマーゲレンデで五本指を使ってしょっちゅう怪我をしていた人は、ミトングローブに変えただけで怪我をしにくくなったとおっしゃっていました。
で、一番やってはいけないのは・・・
ゴムが付きの作業用手袋でサマーゲレンデを滑ったら最悪・・・
先ほど、少しお話しましたがサマーゲレンデで手をつくと、ブラシと指がひっかかるケースで怪我をするとお話しました。それがこのゴム付きの作業用手袋の場合・・・・、最悪ですよね。
もしこれで転んで手を付いたら、体は落下するのに手はブラシにくっついて離れません。。。最悪、肩を脱臼する恐れすらあります。。。
サマーゲレンデでは、画像のような作業用のゴム付き手袋は絶対にやめましょう。
■サマーゲレンデで肌の露出は厳禁
サマーゲレンデのブラシを例えるなら、100円ショップなどで売られているプラスチックの足つぼのボツボツをブラシ状に少し長くしたような感じです。
実際のふじてんのブラシマットは下図のような感じです。正方形の真ん中はブラシはなく周辺だけにブラシが設定されています。硬さはわりと固めです。転んだら上の足つぼ健康マットの上に転ぶイメージでそう遠くはないと思われます。
そんな、硬いマットの上に素肌で転んだらどうなるか・・・。皮膚がずるむけます。。露出してなければ、ずる向けないかと言ったらそんなことはないですが、少なくとも露出してたら大変なことになります。なので、サマーゲレンデでは夏でもみなさん長袖・長ズボンです。
多少暑いですが、皮膚がずるむけるよりはマシです。
でも、暑いのはいやだ!と言う方は登山メーカーが出してる登山グッズから通気性の良いウェアを探してみてください。個人的にはパタゴニアが好きです。笑
ただし、ナイロン生地のモノは摩擦に弱いので転んだら穴が空くので注意が必要です。。。新しく買ったウェアがいきなり穴があいたらショックなので、ワークマン(実はワークマンはコスパが非常に良いんです。)やリサイクルショップで安めのものを探すと良いと思います。
■プロテクター&ヘルメットは雪山用でいいの?
すでに、スノーボード用にプロテクターやヘルメットをお持ちの方はそれを使えば問題ないです。ガードする部位としては、お尻・ひざ・ひじ・手首・頭部です。
忘れられがちなのは、手首です。スノーボードで手首にもプロテクターをしている方はまれだと思いますが、スノーボードの怪我で多いのは手首です。なので、手首を守るプロテクターがあると安心です。
手首のプロテクターがない方で、新たに購入を考えているならスケートボード用のプロテクターが良いと思います。スケートボードは転んだときはコンクリートですから、それから身を守るためのプロテクターも、当たり前ですが頑丈にできています。
ただしそのとき、サイズに気をつけてください。グローブの上から手首用のプロテクターを装着することになるので、少し大きめのプロテクターが良いと思います。出来ることなら一度、ミトングローブをつけてお店でつけさせてもらうのが一番です。
■ヘルメットの下は何をかぶれば良いの?
シーズン中であれば、ヘルメットのしたはビーニーをつけると思いますが、サマーゲレンデでビーニーはさすがに暑すぎます。なのでサマーゲレンデで滑る人の多くは、ヘルメットの下にキャップをかぶっている人が多いです。
ただ、個人的には普通のキャップをかぶるとキャップ上部の”ぽっち”がヘルメットと頭を圧迫していたいので、その”ぽっち”がないランニングキャップがおすすめです。ランニングキャップは汗もすぐさま吸収してくれますので良いと思います。
■レインコートは忘れずに!
暑いとはいえ、サマーゲレンデがあるところは標高が高いです。半分山の中ですので、もちろん天候があっという間に変化します。午前中は晴れ渡っていたのに、午後になったら突然雨・・・。なんてことも十分に考えられます。
シーズン中のゲレンデで雨に振られたらテンションが落ちますが、サマーゲレンデでは雨が降ったらウハウハです。
というのも、雨が降ることでサマーゲレンデ用のブラシの滑走性能が飛躍的に向上するからです。そんなベストコンディションとも呼べる状況の中そそくさと帰ってしまうのはもったいない!
サマーゲレンデは雨こそ楽しむべきです。でも、豪雨のときはさすがにやめましょう。笑
「で、レインコートは何がいいの?」
コンビニで500円くらいで売ってるもので十分ですが、オシャレに気をつけたいという人はこれまた、登山メーカーのレインウェアが良いと思います。サマーゲレンデの服装で迷ったら、登山メーカーのアイテムから探すのが間違いがないです。なにせ、山専用に作られているので間違いようがないです。
■サングラス派?ゴーグル派?それとも何もつけない?
真夏なんで紫外線予防もかねてサングラスかゴーグルをした方が良いと思います。女性なんかはゴーグルをしてフェイスマスクもして完全に日焼け防止をメインに考えていらっしゃる方もいます。
ですが、さすがにそれは暑いので私はスポーツサングラスです。この辺は、完全に好みなのであなたが好きな格好をすれば良いと思います。
大まかな比率としては、同じくらいです。サングラスもゴーグルも裸眼もそれぞれ同じくらいいらっしゃいます。
なので、ここはあまり気にしないで良いところかもしれませんね。
■着替えは持って行こう
私はシーズン中の日帰りの場合は、着替えは持って行かない派ですが、サマーゲレンデの場合は持って行った方が良いです。
ゲレンデで撥水が行われているので濡れます。
それに滑ってお尻を付いたら泥がついたり、ワックスが付いたりするので着替えは持っていた方が良いです。
そうでもなく、汗やら撥水の水やらで体が臭いです。苦笑 なので、帰りは温泉に入ってすっきりすることをお勧めします。
まとめ
どうでしたか?今回はサマーゲレンデの服装についてまとめてみました。服装一つであなたが怪我をするリスクをかなり軽減できるのでぜひとも今回の記事は参考にしてみてください。特に、グローブはミトンタイプにすることをおすすめします。今日も、最後まで読んでくれてありがとうございました。ではまた。
知ってました?
ヘルメットってインナーに厚手のものをかぶって使用すると、本来のきのうを損なう恐れがあるんですよ
大きめサイズのブーツに厚手の靴下を履いて…なんて今どきやらないでしょ
ビーニーかぶった上にヘルメットというカタチ、ワールドカップなんかでも見かけますが、本来あの使い方は間違ってます
ヘルメットの取扱説明書に書いてあるはずなんだけどなぁ
なのでキャップもダメですね
インナーを使用するなら専用のものを使った方がイイと思いますよ
コメントありがとうございます。
みどりいろさんのおっしゃるとおりですね。
今度ヘルメットのかぶり方について記事にさせていただきますね。
ありがとうございます。