私がプロショップを利用して、スノボが上達した8つの具体例を紹介

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「手っ取り早くうまくなりたい!」そう思うのであれば、プロショップで用品を揃えるのがいいです。というのも私自身、2年でA級インストラクターを取得できた要因の一つに、「プロショップとの関わり方」が大きく影響しているからです。

自分の滑りをワンランク、ツーランクアップさせたいのであれば、プロショップを利用すべきです。

「プロショップは値段が高い」と少し前まで私も思っていました。しかし、スノーボードの「生の情報」はプロショップに集まります。プロショップにくるお客さんには、インストラクターやプロライダーもいるわけです。それ以外にも「意識の高い人」が多いです。

なので、そんな人たちからの最新情報がプロショップに集まるわけです。

一個人が情報を集めるには限界があります。しかし、プロショップに行けばその苦労はなくなります。

ですので、値段はネット通販より高いですが、その値段に変えられない「生の情報」を得るためにはプロショップにお世話になるのが一番良いです。それがあなたの成長を加速させてくれます。

今回は私の経験をもとにプロショップとの付き合い方をお話していきたいと思います。

(photo credit: coc_barker_20110704-333 via photopin (license))

プロショップはただ値段が高いだけ?

以前は、私もプロショップで買うことに懐疑的でした。

「なんで同じ商品でも値段の高いプロショップで買うんだろう・・・」

インターネットで探せば3割引や4割引で買えてしまう時代です。そんな中でほぼ定価の値段で買う必要があるのだろう・・・と。

確かに、プロショップは「見た目」の値段は安くはないです。しかし、購入後のサポートまで考えたら、ネットで買うよりはるかに格安だと思います。この辺はプロショップでお世話になって始めて感じたことです。

 

例えば、新品で板を買ってもそのままだと本来の性能を発揮しないということはご存知ですか?

「ん?おれはメンテナンスできるから大丈夫」

と、思っている方はちょっと待ってください。そういう方は少し読み進めてみてください。

実は、板によって滑走面の仕上がりに「ムラ」があることは知っていますか?。ここでいうムラはワックスのムラではなく、滑走面の仕上がりに個体差があるということです。通常はフラットに仕上がっているべきところが、フラットでない。

つまり、傾いていたり、小さな凹凸があったりするんです。大量生産で作られた板が全て同じ状態で出荷するのはとても難しいものがあります。滑走面のフラット調整というのは、コンマ1mmの世界なんです。1mmじゃないです。0.1mmの世界です。

スノーボードの全長がだいたい150cmとして横幅が25cmの滑走面を0.1mmの凹凸もなくフラットに仕上げるのはプロの技です。(ストラクチャーがあるじゃん?とのご意見もありますが、今回の論点とズレるので省略します。)スキーと比べてスノーボードは滑走面の幅が広いため、フラット出しは緻密な作業になります。

そういったとき、ネットショップで買った場合は・・・?滑走面のフラットをチェックするのは自分ですし、それをプロショップにメンテナンスに出したら余計にお金はかかります。

プロショップで購入するのであれば、滑走面を再度仕上げてくれるところがほとんどです。新品で届いた板を再度チューンナップするんです。

 

「別の0.1mのムラがそんな滑りに影響するわけ・・・」

があるんです。0.1mmでも滑りに影響するのがスノーボードです。

多くの生徒さんを教えて思うのですが、同じ体の使い方をしてても、滑走面の状態によって上達速度は変わるということです。うそだと思われるかもしれませんが、1日かかってもターンできなかった人でも、板を変えるだけで30分程度でターンが出来てしまうなんてことも普通にあります。それほど、滑走面の仕上がり具合は滑りに影響します。

ですが、こんな情報を普通の人は知りません。

ネット上にもありません。

これはプロショップで生の情報を知ったからお伝えすることができるんです。

もし、あなたがメンテナンスの技術を持っていても、滑走面の凹凸を無くしたりコンケープをフラットにしたりするのは難しいと思います。

そうった板はプロショップにお願いするしかないです。

(*ただ、Made In JAPANの場合は、仕上がりにムラは少ないそうです。具体的に言うと、OGASAKA、SCOOTER、NOVEMBER、011Artisticなどです。共通して言えるのは造られている工場が同じなんです。どれもOGASAKA工場で造られています。もともとOGASAKAはスキーの老舗ですから、そのクォリティでスノーボードも造られています。)

 

どうでしょうか?板の仕上がりは全て同じだと思っていませんでしたか?

少なくとも私は思っていました。笑

こんな些細な情報を知ってるか知らないかで、スノーボードライフが大きく変わります。このような情報をプロショップはたくさん持っているんです。それがショップのノウハウというやつです。

ちなみに今回紹介したのはほーーーんの一部分です。

一気にお伝えすることはできないので、ブログを通して徐々にお話していこうと思います。

プロショップにお世話になったきっかけはsk8

そんな私ですが、プロショップにお世話になろうと思ったきっかけは、実はスノーボード用品を買うためではありませんでした(笑)。

そこのショップはスケートボード(以下、sk8)も取り扱っていて、パークもショップの隣にあるという珍しいお店でした。私は、スノーボードのオフトレにsk8をやろうか検討していて、どうせなら教わりながら上達したいと思っていたんです。

すでにスノーボードのイントラをやっていて、プロから教わると上達が全然違うということを知ってので。それで、行ったその日にsk8用品全部揃えて教わりました。購入者であれば基礎的なことは無料で教えてくれるサービスもやっていたのでありがたかったです。

スノーボードのオフトレという位置づけでsk8をやりたいという旨を伝えていたので、最初の練習でもスノーボードと対比して色々と教えてくれました。

そこできめ細やかな説明をしてくれる店長に惚れ込んで、その年のシーズンにインストラクター検定用にOGASAKA CT 156をそのショップで購入するのです。

プロショップで値切るのは厳禁?

OGASAKA CTを購入するにあたって私には選択肢が三つありました。

一つはネットで安く買う方法。二つ目は所属スクール経由で割引価格で購入すること。三つ目にそこのプロショップで買うこと。

ネットで買うと3割とかで買えるわけですよ。スクール経由で買うとしてもそれくらいか少し高いくらい。当時のOGASAKA CTの定価が79000円(税別)です。3割引だと55300円で、その差が約24000円です。正直「くっ・・・結構でかいな・・・。」と思いましたよ。笑 

まぁ、でも「誰から買うか」っていうのを重視したんです。スノーボードを生涯スポーツとして楽しんでいくなら、24000円なんて安い安い!(・・・・たぶん。笑)

 

プロショップで値切るっていう選択肢も、まぁあるにはあると思うんですけど、私はそれをやりたくなかったです。これは完全に私の哲学とまで言わないですけど、思想くらいですかね。

プロの仕事に値引きするなんてあり得ないと思うわけです。

量販店なら値引きするか、おまけつけてよ。とかは言いますけど(笑)。

プロに対して値引きすることは失礼に値する、と勝手に思ってるわけです。それに先ほど少し言いましたが、「生の情報」を提供してもらってるんで、その情報代と思えば安いものかなと。そういった意味でも提示された金額をお支払いするのが礼儀かなと思うわけです。今振り返るとその差分以上のものは提供してもらったと強く感じています。

プロショップでこんなにうまくなる!

今やネットでどんな商品でも割引価格で変えてしまう時代。プロショップを経営するのも並大抵のことではないと思います。なので、「プロショップのおかげでこんなにうまくなったよ。」ということを書いて、少しでもプロショップに行く人が増えればいいなぁと思います。ネットだけだったら知り得なかったと思われる情報等をつらつらと書いていきます。

 

「白馬方面で初心者に適したゲレンデは?」と聞いたら・・・

→白馬乗鞍がオススメと教えてくれました。

 

初心者が恐怖心なく上達するには斜度設定が一番大切です。私自身、色々なゲレンデに行くということはあまりしないので、ショップに相談しました。

それで、このゲレンデに実際に行きましたけど、「確かにコレ以上初心者に向いてるゲレンデはないな」と感じました。平均斜度8°という超緩斜面が700mもあるゲレンデはココ以外なのでは?

しかも1枚バーンなので、滑るペースが違くてもリフトの上から滑っている姿を確認できるのはうれしいポイントです。

あと、このゲレンデはなにより空いてます。笑 

土日でもリフト待ち無し。しかも雪質も良いです。実はパウダーの名所でもあります。

そんなおいしいゲレンデあるの?と思うかもしれませんが、ありました。笑 

ただパークは無いに等しいのでパーク好きの人はつらいと思います。でも、自然地形で遊べば良いだけですが。笑 土日でも空いてる理由はツアーバスが来ないからだと思います。

「ヒールサイドのとらえでエッジが抜けるんです・・(泣」と言ったら・・・

→捉えをよくするためにビンディングを改造してくれました。

 

元々ハイバックのローテーションをしてたんですけど、前足が24°だと通常のローテーションの範囲ではまだ足りないかも、ということでビンディングに追加で穴をあけて、前足24°でもヒールサイドとエッジと平行になるように改造してくれました。

おかげで、ヒールサイドの捉えがよくなりました。

これには自分でもびっくりでした。

(ちなみにビンディングは樹脂製じゃなくアルミ製なので、穴をあけてもある程度剛性も維持できるとの判断からです。通常はあまりしない方がいいと思います。)

「ヒールサイドでズレるんです・・(泣」と言ったら・・・

→その場でフォームの修正をしてくれました。

 

「じゃぁ、ヒールサイドのフォーム見せて」と言ってその場でやってみせたところ、

「あ~、もっとこうした方がいいな」とすぐさまアドバイスをくれました。

そこの店長はインストラクターとしての経験もあるので的確なアドバイスをいつもくれるんです。

「色々考えすぎ頭パニックです・・・(泣」と言ったら・・・

→「足すこと(+)だけじゃなくて、減らす(ー)ことも必要だよ」とアドバイスをくれました。

 

スノーボードを長らくやると、色々な理論があって頭がパンパンになることがあると思います。

あっちではこう言われて、こっちではこう言われて、わけがわからなくなっちゃうパターンです。

私も昨シーズンそんなことがありました。そんな状況を店長に相談したら、シンプルに考えることの大切さを教えてくれました。

それからと言うもの、足しては引いてを繰り返して、自分に合っているスタイルを追求できるようになりました。

「初心者に適したアングルはありますか?」と聞いたら・・・

→「前足は24°±3°程度で、後脚は骨格にもよるけど0°~6°くらいかな。」と明確な理由とともに教えてくれました。

 

初心者に適したアングルって様々あると思います。どれが正解って言うのはとても難しいです。ただ、「なんでそのアングルなのか?」が分かれば、応用はしやすいんです。

この店長の一言で、アングルに対して明確な意図を持ってセッティングできるようになりました。

なので、初心者を教えてるときも、「あ、これはアングルを直せばうまくいくな」っていうのがわかるようになったんです。これはインストラクターとしてとても大きかったです。

「乗り手を上達させてくれる板ってあります?」と言ったら・・・

→011artisticのREMIX148を1週間貸してくれました。

 

乗り手を上達させてくれる板って人によって定義が違うと思いますが、私の場合は「試行錯誤がしやすい板」という意味で捉えています。

例えば、ヒールサイドの谷回りで足首の使い方をこういうイメージにしたらどうなるんだろう?とか、もっとトーションをうまく使う方法はないだろうか?とか。

なので、基本的に固めの板よりソフトフレックスの板の方がこういう思考錯誤には向いています。でも、ただ柔らかい板っていうだけだと反発の感じが違いすぎて練習にはなりません。

そんなマニアックな希望を伝えたら、良い板があるよ」

ってことで貸してくれたのが011 artisticのREMIX148です。

011と聞くとグラトリ専用ボードのイメージが強いと思いますが、これを作っている工場はOGASAKA工場です。ここの工場では他にもOGASAKAの板ももちろん作っていますOGASAKAは多くのデモンストレーターが所属する老舗メーカーでもあります。

なので、011も種類によってはカービング性能はめちゃめちゃ高いです。REMIXもその内の一つです。

というかこれヤバい。笑 148という長さにも関わらずサイドカーブが8.3mもあるので、ロングターンでもキレるキレる。笑 (ちなみにOGASAKA CT156でさえ8.4m-8.7mです。)

そしてショートターンも148という長さと適度なフレックスとトーションバランスで自由自在。笑 いやー面白い板。148という長さでキレキレのカービングができるのはこの板だけじゃないですかね。

そもそも板を貸してくれるってプロショップならではだと思うんです。信頼関係があるとそういうこともできちゃいます。

「アルペンを始めようと思うんですが・・・」と言ったら・・・

→ビンディングを3週間ほど貸してくれました。

 

カービングのレベルを上げるにはアルペンが良いと聞いて、色々な人に相談してたんです。幸いにもブーツと板はスクールの方から譲り受けることができました。

「ビンディングくらいは買うか~」と思ってショップに行ったところ、、、、

「昔のやつならあるから、貸してあげるよ。最初はそんなにお金かけない方がいいよ」ということでビンディングを貸してくれました(泣)。

なんかここまでくると商売する気あるの?って感じになってきますが(笑)。

「スライド系でズレにくいんです・・・」と電話で聞いたら・・・

→「テールのエッジを600番台のヤスリで2,3回こすってみな。」とアドバイスをくれました。

 

その通り実践したら、あら不思議。笑 スライドができるではないですか!笑 インストラクター検定ではスライド種目がありまして、カービングだけじゃなくて「わざとズラす」種目があるんです。ズレをコントロールする種目ですね。メンテナンス出したらエッジがキレキレすぎて、逆にスライドでひっかかるようになってしまってSOSを出したんです。そしたらすぐさま解決しました。

それでコレ以降、600番台のヤスリはレッスン中にも持ち歩くようにして、初心者の生徒さんが新品の板でエッジがひっかかるようだったら軽く研いであげるようにしてます。

これだけでホントにひっかかりは抑えられるので超オススメ!

 

 

そんなこんなでとてもお世話になっています。まだまだ書ききれないほどあります。笑

このショップの店長さんが特別って可能性は否定できないですが(苦笑)、そんじゃそこらの自称うまい人(Yah○o知恵袋に出てくるような人)よりプロショップの店長さんの方が多くの情報を持ってるのは確かだと思います。(Yah○o知恵袋で上記のような回答をしてるのを見たことがありませんので。)

プロショップに喜ばれる行為|支払いは現金払いで。

まぁ、プロショップにこびを売れとは言いませんが、プロショップに喜ばれる好意はあります。最後にそれを紹介しておきます。

それは、「現金で支払うこと」です。

カードで支払えるお店もあると思いますが、現金で払えるなら現金で払ってあげるのがいいです。

というのもカードで支払うとその売上額の5%を、お店側が手数料として負担する必要があるんです。

 

なのでカードを使うと、お店としては常に5%引きで販売しているのと同じなんです。

 

これだけクレジットカードが普及してて、カードが使えないとそれだけで客離れになりかねませんから、お店としてはやむを得ずカード払いをおこなっているところもあるそうです。

(*この話は、そのショップから聞いたわけじゃなく、知り合いの個人経営の方から聞きました。)

 

もちろん、カードで支払うとポイントがついたりして私たちが得することはあります。しかし、一方で店舗側にそのしわ寄せがいっているとなると・・・少し考えてしまいます。

 

とは言うものの、消費者側である私たちがそこまで配慮すべきかといったらそれもどうなのかなという気持ちも少し・・・・。

 

でもですね、お世話になってるプロショップを応援したい気持ちと手元に現金があるのであれば、現金で支払ってあげるのがいいと思います。そうした方がプロショップの利益も増えて、より良いモノを提供してくれたり、業界裏情報とかも教えてくれるかもしれません。

もしあなたにお気に入りのプロショップができたら、そのお店が少しでも長く経営していけるように、可能なら現金で支払うことを検討してみてはどうでしょうか。。

それが長い目で見るとお互いのためになると思うのです。

まとめ

とうことで、まとめです。

 スノーボードをきちんと上達したいのであれば多少値段が高くてもプロショップで買うことを私はお勧めします。後々のメンテナンスや、マニアックな情報などは業界に身を置くプロショップから聞くのが一番です。お値段はネットよりも高いですが、それこそプライスレスです。私はこれからもプロショップを利用させてもらう予定です。というか現に来シーズンのボードとブーツを予約しましたし。笑 そして、それは現金で支払う予定です。笑(お金を支払う時はきっとドキドキするでしょう。笑) 

 今回は私がプロショップをどうやって利用しているかについて書きましたが、プロショップとの付き合い方は人によって様々だと思います。私もウェアは別のところで買ってたりします。なので全部が全部プロショップで!ということではなく、ムリのない範囲で良いと思います。あなたに合ったプロショップとの付き合い方を模索していく上で、今回の投稿が参考になれば幸いです!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、また!

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