「カービングもやるけど、たまにはBOXにも入りたいよね~。でも、いちいち板を変えるのは面倒・・・>_<」
通常、カービング用のボードとBOX用の板とで分けていらっしゃる方が多いです。私もイチバンのお気に入りのオガサカCTではBOXに入りません。理由は、板が傷つくのが嫌なのと、エッジが丸くなるのが嫌なんです。エッジが丸くなるとカービングで雪面とのグリップ力が落ちてしまいますから。ですが、今回紹介する板は、BOXに入ってもエッジが丸くなりにくい構造の板です。3D構造と言われている板ですね。それでは、本題に入りたいと思います。
(photo credit: _MYA1048 via photopin (license))
3D構造の板が向いている人とは?
はじめに、この3D構造は次のような人にオススメですね。
- カービングをするけど、BOXにも入りたい。
- BOX初心者で、BOXがやりやすい板を探している。
- BOXで傷ついても、修復しやすい板が欲しい。
私はオガサカのCTが好きです。(詳しくはこちらのレビュー記事をみてください。オガサカレビュー)このブログでも再三言っていますが、これと匹敵するくらい好きな板があります。それがバタレオンというメーカーの板です。
このメーカーの板は全てに「3D構造」という最新のテクノロジーが使われています。これのおかげで、上記のようなわがままな(w)人の要望に応えられる板になっています。
魔法の板と言われる3D構造って?
バタレオンの3D構造は特許も取得しているので他社はまねできません。その3D構造の最大の特徴は、フラット時にノーズとテールのエッジ部分だけが雪面に接していないってところです。しかもキャンバーなのに!です。ロッカーだったら考えられますが、キャンバーなのにフラットの時にノーズとテールのエッジが雪面から浮いています。次の図がそうです。(バタレオン公式HPから)
そして、上の図でいうと[2]番のところは、フラットです。これも3D構造の特徴です。いわゆるコンベックスソールとは違う点です。コンベックスはセンター部分はフラットではないです。
で、このセンター部分にフラットがあるんだけど、ノーズとテールは雪面に接していないため、BOXに入っても逆エッジになりにくいんです。
通常、BOXに入る時はダリングと言ってエッジをわざと丸めてスムーズにBOXを通過できるようにします。しかし、エッジを丸めるとカービング時のグリップ感が無くなってしまうんですね。それをこの3D構造は解決してくれます。フラット部分があるから、BOXでも安定していられるんです。
また、この3D構造はノーエッジの部分はノーズとテールのみで基本的にはキャンバー構造でもあるわけです。
基本はキャンバーなので板を立てればしっかりとカービングもできるんですね。BOXでも安定してトライすることができます。これ一本で本当になんでもできるって感じです。
3D構造のカービング性能は?
カービングが好きな人にとって、BOXに入るとはいえ、カービング性能は外せないところだと思います。ということで、このバタレオンの3D構造の板のカービング性能についても触れておきたいと思います。
結論から言うと、3D構造でも十二分にカービングできます。というよりオガサカに引けを取らないと思います。それほど良い。具体的に言うと、「切り替えがスムーズ」です。
ノーズ部分のエッジが雪面から浮いているので、切り替えのときに変なエッジコンタクトになることがありません。エッジが浮いてる分、「切り替えが遅くなるのでは?」と思うかもしれませんが、私の感覚的にはむしろ切り替えは速いです。というよりはじめに乗った感想は「いつの間に切り替えたかわからないくらいスムーズだなぁ」というものです。圧雪バーンを滑っていながら、新雪を滑っているかのような切り替えのしやすさです。
私はバタレオンのairobicというモデルに乗っていますが、B級イントラくらいだったら大丈夫かなというイメージです。A級になるともう少し硬さのあるモデルがいいかなって気がします。airobicはソフトフレックなんでスピードを出すと少しつらいですね。ただ、切り替えに関しては本当にスムーズで、ノーストレスです。
3D構造の唯一の問題点
私はレッスンの時や、パークに入りたい時はこのバタレオンのairobic154を使いますが、唯一の問題点があります。それは、、、JSBAのイントラ検定で使用できないという点です。
JSBAのイントラ検定で使用する板には制限があり、JSBAの認定をとっていなくてはなりません。ですが、このバタレオンというメーカーはその認定をとっていないため、イントラ検定で使用することができません。
なので、イントラ検定を目指すという方のメインボードにはなり得ないのが本当に残念な点です。。
ただし、バッジ検定では使えますのでバッジ検定を目指すという方にはとてもオススメの板です。
まとめ
以上が、カービングもできてBOXもできる板バタレオンの紹介でした。バタレオンの3D構造はとても奥が深くて、まだまだ説明しきれていない部分があります。それはまたの機会にさせてもらおうかなと思います。メーカーHPをリンクしておくんで気になる人はチェックしてみてください。
バタレオン公式HPはこちら→http://bataleon.jp.net/index.html
また、私が使用していたバタレオンのairobic154を現在ヤフオクに出品中です。1円から出品してるんで、この3D構造をいちはやく体感してみたい人はチェックしてみてください。
現在出品中のバタレオンairobic154はこちら→http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r135128323
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