スノーボードの保管方法によって、スノーボードの性能自体が大きく変わるのは知っていますか?
「めんどくさいから、いいや」と思って半年も放置すると・・・まったくの別もの板に変わってしまいます。
半年以上、自転車を放置してたらサビだらけになってしまうのと同じで、スノーボードも適切にメンテナンスしてあげる必要があります。
「でも、初心者にはむずかしいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、ポイントだけ抑えればそれほど難しいことはありません。
簡易的な手法なら30分もあれば作業は終わります。
そんなシーズンオフのスノーボードの保管方法についてまとめました。
目次
まずはビンディングを外そう
ビンディングを外すのにはドライバー1つでできます。ただドライバーのサイズが小さいとネジ頭を潰してしまう可能性があるので、3番というサイズのドライバーを使いましょう。
普通の家庭にあるサイズより少し大きめです。ドライバーの手元に「3番」や「No3」などの記載があるか確認して、無かったらホームセンターなどで購入しましょう。
また、ビンディングを外すのには理由が2つあります。それぞれ解説していきます。
「板の変形」を防ぐためにビンディングを外す
ビンディングをつけたまま放置するとどうなるか・・・・?
実は、ビンディングをつけたまま放置すると板の形が変形します。そうです。板の形そのものが変わってしまうのです。
原因は、板とビンディングを固定しているねじの引っ張る力によるものです。
実はねじのひっぱる力はとてつもなく強いのです。
当たり前と言っては当たり前ですが、スノーボードで激しい滑りをしてもビンディングがはずれないように、ねじを強く締めるわけです。
ビンディングのねじを締めたことのある人は分かると思いますが、結構な力で締め付けます。
その力がオフシーズンの間ずっと加わり続けると・・・・、板がその引っ張る力につられて形を変えてしまうのです。
引っ張られ続けると板のセンター部分が雪面に着かない状態になります(逆に両エッジが雪面に着いた状態になります)。このような状態の板のことをコンケープと言います。
では、コンケープになることの何が悪いのでしょうか?
あまり知られていませんが、実はコンケープになることの一番の問題は「逆エッジ」です。
板の形状から考えていただくと分かると思いますが、通常の板よりもトゥー側、ヒール側のエッジが常に雪面に着いている状態ですから、切り替えが「早すぎ」てしまうのです。
そこで初心者の人緩斜面でターンしようと思った時に谷側のエッジがひっかかって逆エッジとなり激しく転んでしまうのです。
初心者の人がターンできない原因は実は、このコンケープに原因がある可能性があります。
あなたは友人から使い古したスノーボードを借りて滑ってはいませんか?
もしその友人がビンディングを長期間取り付けたままの場合は、コンケープ形状になっている可能性があります。そんな板はインストラクターでもターンするのが難しい板になります。
余談ですが、私も実際に5年以上ビンディングをつけっぱなしと言う板に乗ったことがありますが、とてもじゃないですがターンはできたものじゃなかったです。(この話は別の記事で書きますね。)
このコンケープ形状にならないようにするためには、「ビンディングをはずす」のが一番簡単で確かな方法です。
「ねじのサビ防止」のためにビンディングを外す
さらにビンディングを外した方が良い理由があります。
それは、「ねじのサビ防止」です。
雪山で使用したボードとビンディングの間には雪が着いています。
これをオフシーズンの間放っておくと、その雪が溶けて水となり、ねじとねじ山が錆び付いてしまいます。
錆び付いて固くなったしまったねじは取ろうと思っても簡単には取れないものです。
錆びてしまったネジは交換すれば良いだけかもしれませんが、一度さびてしまったネジ穴を復活させることはできません(インサートを作り変えれば出来ますが、そんなことしないと思いますので)。
少しでもあなたの道具を大切にしたいという思いがあるのならば、ビンディングは外してタオルなどで水気を拭き取るなどをしましょう。
エッジ、ソール面に大きな傷がないかチェックしよう
実はこれが最も大事な工程です。水洗いをする前に、必ずチェックしましょう。
もしあなたが「ジブ(ボックスやレール)に入らないから滑走面に傷なんてつきっこない^^」と思っていたら大間違いです。
特に春になると、爪よりも小さなサイズの石が雪上に転がっている場合があります。
それくらい小さな石ですら高速で滑っている時に、その石の上を滑ってしまうと摩擦熱が生じて滑走面を傷つけます。
そして、そんな爪よりも小さな石をよけながら滑って行くのは、ほぼほぼ不可能です。
そしてこの図のように中のコア材まで見えているような大きな傷がついた状態で水をかけてしまうと、コア材が大量の水を含んでしまいます。
そうなると、もう復旧不可能です。。
コア材はほとんどが木ですから、滑走面の傷から大量に水を含んでしまったらアウトです。
滑走面だけの傷でしたら、プロショップに行けばリペアしてくれる可能性がまだあります。
しかし、一度コア材が濡れてしまっては板の性能を大幅に下げるだけではなく、破損の原因にもなるのでもう新しいボードを買うしか方法はなくなってしまいます。
また、エッジの破損についても滑走性能を大きく低下させるだけでなく、エッジに不連続があると突然エッジが効かなる場合があります。
そうすると自分自身の怪我のリスクや、強いては周りの方へ怪我を負わせてしまう可能性もありますので、このエッジの破損もチェックしておきましょう。
もし、怪しいなと思うようであればお近くのプロショップもしくはメンテナンスショップでプロの目から見てもらうことを強くお勧めします。
プロの腕はスゴいものです。素人がダメだと思ったモノでもプロの手にかかれば直ってしまうケースも多々あります。
(リペア事例:http://www15.plala.or.jp/mossys/snow/repair/repairtop.html(参照:モッシーズ))
滑走面のクリーニングをしよう
4月に入ってからもスノーボードをした人に板は意外に滑走面が汚れています。
これは偏西風によって黄砂や花粉が原因だとも言われています。
それだけでなく、4月以降になると土や砂ぼこりが雪に付着してその上を滑ることで板が汚れたりします。
他にもコース整備をする重機の重油もこの季節になるとスノーボードに付着する場合があります。
シーズン中、毎日整備していただいてとてもありがたいのですが、毎日少しずつ、重機の油が雪にしたたり落ちます。
その油は下層にたどりつき、土に溶けることなく溜まっていってしまいます。
春になって上層の雪がとけると、下層に溜まっていた油が表面に浮き出てしまうのです。
滑走面の色によって汚れの目立ち度合いは変わりますが、「あまり汚れていないだろう~」と思ってても、クリーニング作業が終わったクリーニングペーパーを見ると驚くほど汚れていることがあります。
あなたが汗をかいたらシャワーを浴びて汚れを落とすのと同じで、スノーボードも滑ったら汚れを落としてすっきりとさせてあげましょう。
次の項でクリーニングの手順を紹介していきます。簡単に済ませる場合は15分程度の作業で終わるので、チェックしてみてください。
滑走面を水洗いをしよう
ベストは滑ったその日に汚れを拭き取ることです。
Tシャツにコーヒーをこぼした時にすぐに洗った方が落ちやすいのと同じで、スノーボード滑走面の汚れも付着後、すぐに拭き取るのがいいです。
とは言っても、なかなか出来ないという人もいると思います(私もそんな中の一人です。苦笑)。
そういった方は、まずは滑走面を水洗いをしましょう。
洗車するのと同じようにホースなどで見ずをかけて、きれいなタオル等で汚れを落としましょう。
水洗い後はしっかりと乾拭きをするのを忘れずに。
キッチンペーパーを使うと水気をしっかりと取ることができるのでオススメです。
この乾拭きをしっかりやらないと次の工程がうまくいかない可能性もあるので、しっかりと水気をとって仕上げましょう。
リムーバーorホットワックスで汚れを落とそう
水洗いをしっかりすれば、ある程度の汚れはおちるものです。
しかし、目には見えない汚れも滑走面には付着しています。
それらもしっかりと落とすために必要なのがこの工程です。方法としては2種類あります。
- リムーバーを使って簡単に汚れを落とす。
- ホットワックスを使って細かい汚れを落とす。
リムーバーを使えばよほどのことがない限り、滑走面はきれいになります。
余談ですが、リムーバーを使うと滑走面を痛めつけるという噂があり、リムーバーを使うことを嫌う人がいるようです。
私の考えは、リムーバーを使った後にしっかりと滑走面保護のワクシングを行えば十分だと思っています。
さすがにリムーバーを使って放置していたら滑走面は荒れるかもしれませんが・・・。
さらに言えば、リムーバーを使うと時短です。本当に短時間で汚れが落ちます。
リムーバーを滑走面全体に塗って数分待つだけで汚れが浮いてきます。お風呂掃除につかうマジックリンのようなものです。
なので、クリーニングに時間をあまりかけたくないという人はリムーバーはオススメです。
仮にそれで滑走面が痛むと言っても、本当に分かるのかな?と思ってしまいます。。。
スノーボードのプロならその違いに気付くかもしれませんが、少なくともインストラクターとして年間50日程度を滑っている私でさえ、そのような小さな違いは分かりません。
もしリムーバーを使って、滑走面が痛むが気になるという方はリムーバーは使わない方がいいのかもしれません。
その辺りはあなたの判断で行うのが良いと思います。
少なくとも私は面倒くさがりなので、汚れがひどいときはリムーバーを使います。(笑
ではリムーバーを使ったクリーニング作業の方法を説明します。(*リムーバーやホットワックスをするときは風通しの良い部屋、または屋外で行うようにしましょう。)
■クリーナー(リムーバー)を使って簡単クリーニング方法
とても簡単なので、メンテナンス初心者の方にオススメのクリーニング方法です。
まずクリーナー(リムーバー)をキッチンペーパーやタオルにしみ込ませます。
クリーナー(リムーバー)を滑走面全体に伸ばし、1分ほど待ちます。
浮き上がってきたゴミをきれいなキッチンペーパーorタオルで拭き取ります。
(参照:https://www.youtube.com/watch?v=Rqw_eo1_H_U ガリウム公式HPより)
リムーバーを使ったクリーニング手順に関しては以上の3STEPです。とても簡単なので、ワクシング初心者の方にオススメの方法です。ガリウムのHPではこの作業の後に、ブラッシングが入りますが、簡易クリーニングの場合はクリーナーのみでも十分です。
■ホットワックスを使って滑走面にしみ込んだ汚れを落とす方法
上級者の方向けのクリーニング方法も紹介します。
ガリウムのワクシング動画と元に私の経験もふまえて解説して行きます。
(参照:https://www.youtube.com/watch?v=6sgjVmYnYlU)
まず用意するものです。
- ・アイロン
- ・作業台
- ・ブロンズブラシ
- ・ボアブラシ
- ・ナイロンブラシ
- ・固形ワックス(動画ではピンク色の固形を使ってますが、白色でも大丈夫です)
- ・ファイバーテック(キッチンペーパーで代用可)
- ・コルク(四角いもので代用可。)
- ・スクレーパー
- ・ワクシングペーパー
では、実際の作業方法です。
1、ブロンズブラシでクリーニング
シーズン中はブロンズブラシでブラッシングするだけである程度のゴミは取れます。しかし、春雪の汚れはしつこいので、ブロンズブラシでまずは表面のクリーニングを行いそのあとホットワクシングで細かい汚れを落として行きます。
ブロンズブラシでブラッシングするときの力加減ですが、両手でしっかりと体重をかけるようにして行いましょう。板が傷つくのを怖がる人がいますが、大丈夫です。ゴシゴシ力を入れてストラクチャー内部のゴミをかき出しましょう。
(ブラッシングが初めての人は、動画を見て力加減を確認しましょう。)
2、ファイバーテック(粗)で細かなケバ取り
コルクなどの四角くて固めのものにファイバーテック(粗)を巻きます。(私はコルクではなくてボアブラシにファイバーテック(粗)を巻いて使っています)。
それをブラッシングと同じ要領で、滑走面に付着したブロンズブラシでは取りきれなかった細かい汚れを取って行きます。
3、アイロンをかける
今回の動画で使用している固形ワックスはピンク色をしていますが、白色のものでも大丈夫です。
そしてアイロンのかけ方ですが、まずアイロンを設定の温度にしましょう。
固形ワックスの箱に記載がありますのでそれ通りに設定しましょう。
アイロンが温まったらワクシングペーパーに固形ワックスを何滴か垂らします。
そしてワクシングペーパーの上からアイロンを置いて、ノーズからテール方向にアイロンをかけていきます。
ワックスの量が少なくなってきたら、再度ワクシングペーパーにワックスを垂らして伸ばしていきます。ここでのポイントはアイロンを動かし続けるということです。
アイロンを滑走面で止めてしまうと、そこだけ温度が異常に高くなり、滑走面が「焼ける」という現象が起きます。
焼けると復旧はほぼ不可能になりますので、ご注意ください。
しかし、あまり神経質にならなくても大丈夫です。あまりに心配な人は動画からどの程度動かし続ければいいか確認してからアイロンをしましょう。
4、アイロン後すぐにスクレーパーをかける
ワックスが冷める前にスクレーパーでワックスを剥がしてしまいましょう。
ポイントは固形ワックスをアイロンで伸ばしたら直ぐワックスを剥がすです。
シーズン中のワクシングでは、ワックスを浸透させるために30分程度時間をおいて滑走面が人肌の温度以下になってからスクレーピングをします。
しかし、滑走面のクリーニングが今回の目的ですので、その場合はアイロン後すぐにスクレーパーでワックスを剥ぎます。
なぜかというと、アイロンをかけることで表面の汚れが浮き出てくるので、それをすぐに取って上げる必要があるためです。
固形ワックスが冷めてしまうと、せっかく浮き出てきた汚れが、また滑走面に吸着してしまいます。
そうすると滑走面をきれいにするというクリーニングの目的を達成できなくなってしまいます。
ですので、クリーニング目的のホットワクシングでは、アイロン後すぐにスクレーピングを行うといことをお忘れなく。
5、ボアブラシでブラッシング
続いて、ボアブラシでブラッシングを行います。
このブラシは、ブロンズブラシよりもやわらかく、ナイロンブラシより固いブラシです。
このブラシは基本的にスクレーパーでワックスを剥いだ後の工程で使います。
そうすることにより、ストラクチャー内の細かな汚れも取ることが出来ます。
ブラッシングの方法は従来と同じです。両手で体重をかけるようにして行いましょう。
6、ナイロンブラシでブラッシング
ボアブラシでは取りきれなかったストラクチャー内部のワックスをナイロンブラシを使ってかき出して行きます。
「ボアブラシだけで良いのでは?」と思うかもしれませんが、ブラシの太さが若干ボアブラシとナイロンブラシだと異なります。
そのため、より細かなワックスをかき出すという意味ではナイロンブラシは有効です。
ボアブラシで完璧にワックスをかき出したと思っていてもナイロンブラシを使うと、意外にワックスがまだかき出されるのがわかります。
7、最後の仕上げファイバーテック
ファイバーテック(細)というものを使って表面のワックスカスを取り除きます。
ファイバーテックの代替品としてキッチンペーパーでも大丈夫です。しかし、ファイバーテックだと洗って何度でも使えるのでとても経済的なのでオススメです。
滑走面の酸化防止のためにワックスを塗ろう
ワックスを塗る方法も2種類あります。
スプレーワックスで簡単に済ませる方法と、ホットワックスで丁寧にコーティングする方法です。
■スプレーワックスで簡単コーティング
初心者の方にオススメなのがこちらの方法です。簡易ワックスを使って滑走面の酸化防止をします。
滑走面の酸化防止のポイントは、ワックスも何も塗られていないソール面を空気に触れさせないことです。
要は、板をワックス無しで放置しないということです。
ソール面にワックスなどが塗られていない状態で放置すると空気の酸素が滑走面を酸化させます。
酸化させるとワックスの浸透が悪くなり、滑走生がとても悪くなりなります。ですので、クリーニング実施後にこのように簡易ワックスで十分なので滑走面全体にまんべんなく塗りましょう。
簡易ワックスの場合、ほとんどがスポンジ部部分を滑走面に押し当てるとワックスが出る構造になっています。必要な分量のワックスを出して滑走面全体に塗り伸ばしましょう。
(参照 ガリウムHPより:https://www.youtube.com/watch?v=85Hbm5LqfXo)
その時に、エッジにもワックスを塗るようにしましょう。
エッジも滑走面と同様で、そのまま放置してしまうとサビます。
錆び防止用のアイテムも売っていますが、簡易ワックスで十分です。
エッジの滑走面側のベースエッジと板の横側のサイドエッジの両方に塗るようにしましょう。そうすることでエッジの錆び止めの効果も十分にあります。
ベースエッジとサイドエッジの両方に簡易ワックスを塗ろう
■ホットワックスで丁寧に保管
シーズン中からホットワックスを行っている強者は、滑走面の保護のために白色の固形ワックスを厚塗りした状態で保管するようにしましょう。手順は通常のワクシングと同じだ。固形ワックスを塗ったら塗りっぱなしにしてください。スクレーパーでワックスを取る必要はないです。むしろスクレーパーをするとせっかく滑走面を保護するために塗ったワックスを取ることになるので逆効果です。
用意するもの
- 作業台
- アイロン
- 固形ワックス(白)
- ワクシングペーパー
作業方法を解説しよう。
(参照:https://www.youtube.com/watch?v=T24nnvhE4Bk)
1、固形ワックス(白)を生塗りしよう
意外に知られていないが生塗りすることにより、滑走面が焼けにくくなります。
アイロンのスキルに自信の無い人はぜひともまずはワックスをなま塗りてからアイロンをかけるようにしましょう。
たったこれだけでだいぶ焼け防止になります。
2、アイロンをかけよう
次は実際にアイロンをかけます。シーズン中よりも若干多目で大丈夫です。滑走面全体にワックスが行き渡るようにしましょう。
この時もアイロンは常に動かし続けるようにしましょう。
3、エッジに酸化防止液を塗って完了
滑走面の酸化防止はアイロンを行うことで達成しました。忘れないでおきたいのは、エッジにも酸化防止のために作業が必要ということです。
簡易ワックスを持っている場合はそれでも良いです。もしくは専用のさび止めのアイテムを用意してエッジに塗っておきましょう。
湿度の低いところで保管しよう
ここまで丁寧に作業をしてきて、いざ保管場所が悪かったらいままでの苦労が水の泡です。そうならないように保管場所にも注意しましょう。ポイントは下記です。
- 温度がなるべく一定のところ
- 湿度が低い場所
屋外の物置などは絶対にやめましょう。また、車の荷台に置きっぱなしは最悪です。
温度変化の大きい場所では、板の寿命を著しく低下させやすいです。
物質は温められると膨張し、冷やす収縮します。温度変化の大きい場所ではこれらの伸縮が繰り返されてしまいます。
この伸縮の繰り返しによって板が痛んでしまうのです。
せっかくきれいにメンテナンスした板が保管する場所によって台無しになってしまってはもったいなです。
そうならないためにも、屋内で直射日光の当たらない場所に保管するようにしましょう。
できれば、暗い場所の方が好ましいです。ご自宅の中に物置部屋があるならそこがいいですし、物置部屋がない場合はクローゼットの中でも良いと思います。部屋の中に保管する場合は、なるべく太陽の光が当たらない場所に移動させて保管するのが良いでしょう。
オフシーズンも預かってくれるメンテナンスショップに出すのもの一つの手
ここまで色々と保管方法について説明してきましたが、「自分じゃ面倒でやってられない!でも板も大切にしたい!」というわがままな方に(笑)、お金で解決する方法を紹介します。
インターネットで「スノーボード 保管サービス」と検索すると、クリーニング・ホットワクシング・シーズンオフの保管すべてをやってくれる業者さんが見つかります。
私自身は利用したことはありませんが、「オフシーズンに板を預かってくれるサービスないかなー」と思っている方は、こういったサービスも利用すると良いかもしれませんね。
お値段も6000円程度からあるようですので、中々いいサービスだと思います。
あなたの判断で利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
オフシーズンの板の保管方法について、簡単な方法から本格的な方法まで紹介しました。
ポイントは、「ビンディングを外す」「滑走面・エッジの状態を確認」「クリーニング」「滑走面・エッジの酸化防止」「保管場所」の4点です。
簡易的な方法で良ければ、ものの30分程度で完了します。
最初からホットワックスをする必要はないと私は思います。
それよりも今の自分にできることをしっかりとやって上げるのが大切だと思います。
1シーズン楽しませてくれたスノーボードですから、大切に保管してあげたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。わかりにくい点はコメント欄にご記入ください。
コメントを残す