カービングターンで谷回りを習得するために知っておきたい4つのコツ

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「なんで斜度が急になると谷回りができないの!?」私も何度となく谷回りに泣かされてきました。しかし、ちょっとした意識を変えるだけで谷回りを作れるようになります。今回は、カービングターンにおける谷回りのコツについてお話します。

photo credit: Trysil via photopin (license)

平地と斜面との意識の違いを理解する

カービング初心者が最低限知っておきたい2つの要素とは?でもお話していますが、カービングに必要なのは「角付け」です。そしてよりそれを練習するためにまずは「平地で体軸を傾ける練習」を紹介しています。しかし、このときに注意が必要です。平地でイメージトレーニングするのはいいんですが、そのままの意識で、斜面でカービングターンをしようとしても角づけがうまくいかず、ズレてしまいます。この項ではその理由についてお話していきます。

下の写真をご覧ください。平地で角付けの練習をしてa度角付けをしたとします。この角付け量を斜面でもしようとしたら・・・実際の斜度bの分だけ多く体を倒す必要があります。つまり、平地と同じ角付けを斜面でもするには「a+b」度も角付けをする必要があります。平地の感覚のままだとせいぜいフラットまでです。実は、これがポイントです。

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「体を倒してるのに、谷回りができないー!」と思っている人は、それは「平地での感覚」のままなんです。確かに平地でしたらその感覚でも大丈夫です。しかし、斜面では平地の感覚のまま滑ると角付けの量が少ないんです。なので、斜面に対して角付けをするという意識が大切です。

その意識を持っていないと、

「こんなに倒してるのに谷回りができないー」を打破することができません。

繰り返しですが、角付けのポイントは「斜面に対して」どれくらい角付けを行うかです。まずは、平地との感覚の違いを認識することが大切です。

斜度の違いによる角付け量の変化を理解する

平地との認識の違いを把握したら、次は斜度による違いです。例えば、下の図のように同じ量だけ体軸を傾けたとします。しかし、斜度の違いによって角付け量の違いが生じます。斜度が急になればなるほど、より体軸を谷方向へ傾ける必要がでてきます

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「緩斜面ではカービングできるけど、急斜面になるとできない・・・」

そんな人は、緩斜面と同じ感覚で急斜面でカービングしようとしていませんか?斜度がきつくなると、緩斜面の感覚のままだと角付けの量は足りません。急斜面だと谷方向への重心落下の意識をとても強く持つ必要がでてきます。

カービング初心者はまずは緩斜面で谷回りの練習をしよう

しかし、カービング初心者がいきなり体軸を谷方向へ傾けるのにはとても勇気が必要です。

なので、カービング初心者が谷回り練習するときはできるだけ緩斜面から始めた方が良いです。まずは緩斜面で谷回りの感覚を習得します。そして、徐々に斜度をきつくしていく。そうするとどこかのタイミングで谷回りでの捉えが鈍くなると思います。

そこが成長の時です。

斜度が急になって谷回りができない原因は、斜度に対して角付けが浅くなってしまっていることです。なので、今までよりも大きくクロスオーバーをする意識を持ってください。ようは体軸をより谷方向へ傾ける意識です。ポイントは先ほどの項で話をした「斜面に対して角付け」をする意識です。

またこの時、いきなり滑り出して確認するのではなく、後脚のビンディングを外して、その場でどれくらい体軸を傾けたらいいか確認してみてください。上達のポイントは、できるだけ簡単な状況からマスターしていくことです。この練習法はとてもおすすめです。みなさんいきなり急斜面で練習するんですね。できないことが悔しいからやみくもにやりがちです。それでも練習しないよりはいいですけど、効率はよくないです。一度冷静になって、切り替えから谷回りの動きを考えることが大切です。ゆっくりとした動きの中で谷回りの動きを確認することで、思わぬ発見もあるはずです。

プロ野球選手も自分自身のフォームを確認するために超スローで素振りをすることがあるそうです。そうすることで一つ一つの動きを丁寧に確認することができるんだそうです。

谷回り習得には「ガーランド」がおすすめ

斜面でビンディングを外して谷回りの動きの確認をしたら、実際に滑って谷回りの練習をするんですが、そのときにおすすめの練習法はガーランド(またはギルランデ)です。これはターンせずに斜面を斜めに進む滑り方です。ただの斜滑降ではなく、下の図のように滑ります。

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この練習方法は、

「どうも斜度が急になるとカービング出来ないんだよねー」

という人におすすめです。

斜度がきつくなると自分の意識よりもかなり多く体を谷方向へ倒す必要がでてきますそれをガーランドでは集中的に練習することが可能です。

ガーランドで谷回りの練習をするときの注意点は2点あります。

  • 上から滑ってくる人に気をつける
  • スピードを一定以上保つ

斜面を斜めに進むこのガーランドは上から滑ってくる人との接触する可能性がありますで、滑り出す前は必ず上から滑ってくる人がいないことを確認してから滑り出しましょう。

まとめ

今回は谷回りを作るためのコツをお話しました。ポイントは「斜面に対して角付けをする」ことです。平地での感覚のまま斜面で角付けを行っても、十分ではないです。そして、カービング初心者は緩斜面で谷回りの練習を始めて、徐々に斜度をあげるようにしていきましょう。今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。ではまた。

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