「自分のスキルなんて全然だし、アドバイスするような立場じゃないです。。。」
上級者ほど、自分の実力がどれくらいか客観的に把握していて、上には上がいることを知っています。なので「自分なんて・・・・」と思ってしまう気持ちもわかりますが、意識を相手の気持ちに立って考えてみてはいかがでしょう?アドバイスを求めてきた人は、あなたのアドバイスを聞きたくて来てるわけですよね。だから、思ったことや感じたことを素直にお伝えすればいいと思うんです。
先日、facebookから質問を募集したときに早速以下のようなご質問がありました。ありがとうございます。(個人が特定されないように一部変えてます。)
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昨年は一年目でスクールの研修生だったこともあり、周りのみなさんがアドバイスをしてくれていましたが、今年は逆にアドバイスを求められることもあり、僕の方が年も下で経験も浅いので、どうしていいかわからなくなるときがあります。
中々同じ悩みを持つ方が見えないので、アドバイスを頂ければ幸いです。
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なるほどです。
質問者さんのように一年経てばそれなりに経験も積まれることでしょうから、アドバイスを求められる機会は増えてくると思われます。
私個人の意見としては、きちんとアドバイスをしてあげることが誠実な対応だと思うんです。遠慮して思ってることを言わないほうが不誠実なんじゃないでしょうか。
「でも、アドバイスの内容に自信が持てないし・・・」
と思うかもしれませんが、極論を言えば、アドバイスは間違っててもいいと私は思っています。
「そんな適当なこと言うなよ」
と思うかもしれませんが、きちんと相手の方のためを思って出したアドバイスであれば、それが間違ってようが合ってようがどっちでも良いというのが私のスタンスです。(*前提として、相手のためを心の底から思って出したアドバイスである必要がありますが。)
アドバイスを求めた方も、そういったあなたの姿勢は見えています。ぱっと適当に出した答えか、ちゃんと本人のことを考えて出した答えなのかはきちんと相手に伝わります。
私も質問者さんと同じように年上の方からアドバイスを求められる機会は少なくないです。インストラクター仲間の年上の方からアドバイスを求められることもあります。
そういう方は、私よりも人生経験は豊富ですから、「自分なんて・・・とんでもないです・・・。」と言いたくなる時期もありましたが、相手の気持ちになって考えたときに、何が一番誠実な対応なんだろう?と考えるようになりました。
アドバイスを求める方というのは、あたりまえですがその人の意見を聞きたくて質問してくれてるわけです。だったら、正直に「私はこう思います。」とお伝えするのがいいと思うんです。
ただ、私が年上の方にアドバイスをするときに気をつけてるポイントが一つだけあります。
・相手を尊重する
これは意識するようにしています。
年上の方は、人生経験も豊富です。歩まれてきたものが私とは違うので、私の勉強にもなるという認識を常に持つようにしています。
アドバイスをするという意識よりは、私が感じたことを正直にお伝えする
だけです。「アドバイスをしよう」と考えると、自分の立場の方が上だと勘違いしてしまいがちです。これは、私のレッスンでのスタンスなんですが、アドバイスをしようとは思ってません。
例えば、私が年上の方にアドバイスするときは次のような感じです。
「私はこれこれこういう理由でこう思いましたよ。なので、こうしたらよくなると思います。●●さんはどう感じますか?」
私はだいたいこのような感じです。これは、私が感じたことを伝えたに過ぎません。そして、決定権は相手にゆだねます。決定権まで「私」が持ってしまうと、相手をコントロールするという潜在的な意識になりやすいからです。
一方で、主語を「あなた」にすると、
「あなた(●●さん)の滑りは、これのここが悪いので、こう直した方がいいですよ」
これは受け取る側によって、ニュアンスが変わってしまう言い方だと思います。自分の意見を相手におしつけているとも取れます。「自分の意見は100%正しいから、言う通りにすればいい。」というニュアンスさえ含まれます。
伝え方は色々とありますが、それもあくまで相手を尊重する気持ちがあるから、色々な伝え方があるだけだと私は思います。
もし、年上の方からアドバイスを求められて、「自分なんて・・・」と思うのであれば、まずはアドバイスをしてくれた人の気持ちになって、何が誠実な対応なんだろう?何が相手のためになるんだろう?と考えてみてはいかがでしょうか。
そういう風にして、常に《相手のためになること》を
考えて
考えて
考えて
出したアドバイスだったら、相手の方もきちんと受け取ってくれるはずです。
「自分なんて・・・」と思う気持ちもわかります。
しかし、相手のためになると心から思うのであれば、素直に伝えるのが良いと思います。(このとき、自分の知識をひけらかしたいという気持ちがあるとNGです。。ここは難しいところですね。)
考え抜いて、もしわからないのであれば、それも素直にわからないとお伝えして、二人であらたな答えを探せばいいのではないでしょうか。
自分を大きく見せる必要も、小さく見せる必要もないです。
ありのままのあなたを見せればいい。
本当にそれだけだと思います。
今日も最後まで、読んでくれてありがとうございます。では、また。
*ご質問は下記URLからお受けしています。今回のように滑り以外についても大丈夫です。そして今なら「滑らないでうまくなる音声」を無料プレゼント中です。この音声には私が1年でA級イントラを取得したときにつちかったオフトレのノウハウについて語っています。
https://hope-ex.jp/fx3561/ankeito
(*登録するメールアドレスはgmailかyahooメールをお勧めします。それ以外だと「滑らないでうまくなる音声」が届かない可能性が有ります。)
いつも楽しく拝見しております!
kouzoさんのスノーボード歴は
トータルで何年なんですか?(*^^*)
ただしさん
コメントありがとうございます。
私のスノボ歴ですが、途中の滑ってない期間を除けば実質6年くらいです。
大学1年2年の頃に合計で20日〜30日くらい滑りまして、その後社会人になりボランテイアで教えてたのが2年あります。その後はスクールに所属しまして、イントラ歴は15ー16シーズンで3年目になります。
スノボは筋力をあまり使わないスポーツだと思ってますので、一生涯楽しみたいです^^