カップルでスノボするときに知っておくべき3つのこととは?!

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今回は、カップルでスノボに行くときにケンカにならないための方法をお教えします。東京ディズニーランドのカップルで行くと別れるという迷信と同じくらい、スノーボードにカップルで行くとケンカするということがささやかれています。せっかく楽しいスノーボードライフが重苦しい雰囲気になるのを防ぐために3つのポイントをお教えします。

設定は、彼女がまったくの初心者で彼氏はスノーボード経験者です。

では、そんなカップルがスノボ旅行に行くとなってケンカにならないための3つの方法をお教えします。

photo credit: IMG_7389 via photopin (license)

彼女を午前中だけスクールに入れる

「え?一緒に滑らないの?おれ滑れるから教えられるけど」

と、思うかもしれませんが少し待ってください。

あえて、あなたのために厳しいことを言いますと、 インストラクターの資格を持っていない人は 初心者を無理して教えようてはダメです。 バッジテスト1級を持ってる人でも教えてはダメです。

なぜか?

 滑れる人が、教えるのがうまいとは限らないんです。

名プレイヤー、名監督にあらずという言葉があるように、 初心者を教えるには、自分が滑るのとは違うスキルが必要になります。

たとえば、あなたが次のことがわかりますか?

  • 一番最初に教えるのがワンフットの理由とは?
  • 木の葉滑りではなく横滑りを教える理由とは?
  • 横滑りができたといって、すぐにターンを教えてはいけない理由とは?
  • 初心者がターンでおかしやすいミスとその対策とは?

これらの理由がパッと説明できますか?  これらを言語化できない人は教えてはダメだと私は思います。 (厳しくてすいません。。。)

実はうまい人ほど初心者を教えるのが苦手だったりします。理由は、うまい人が初心者だった時期が昔過ぎて記憶にないんです。 ただ、そういった方は、スノボ中級者以上の滑りの「質」を向上させるのは得意です。 つまり1から10にしたり、10から100にするのは得意なのです。

一方で、0から1にするのは、経験が昔過ぎてあやふやなんです。つまり、上級者と言われる人でもまったくの初心者を滑れるようにするには、 スキルも経験もないと言わざるを得ません。 ゲレンデで見ていて、お世辞にも教えるのがうまいといえる人と出会ったことがありません(むしろ、間違った方法で教えてる人も多く見かけます。。苦笑)。

何事もこの0から1にするのがとても大変なのです。

なにやら偉そうに語っていますが、私自身インストラクターになってこの0から1にする大変さを知りました。それと同時に、自分の滑りに対する知識のなさに愕然としました。

昔の私は全然基礎を理解していなくて、勝手な押し付けをしていたと。。

私の昔話をすると、、

学生時代に仲間内でスノーボードに行くことになりました。 その中で一番うまかった私は、当然のように初心者の女の子を 教える立場になりました。 その子は高校までバスケットボール部で運動をしていたので 運動神経の良い子でした。

なので私自身、たかをくくってすぐに滑れるようになると思っていました。

しかし、いざふたをあけると・・・・ 恐怖心が先に来て、教えた通りに体が動かせない。 教えてる方の私も教え方に幅がないため一辺倒のことしか言えない。しまいには滑りたいという感情が出てきて、 教え方が雑になってしまう。 その女の子も、転んで座り込んでしまう時間が増えてくる、という典型定期な悪循環におちいりました。

最終的に、その女の子はゲレンデで泣いてしまいました。。。

完全に私のスノーボードに対する過信のせいです。

私のスノーボード人生の中の一番つらい思い出です。苦笑  今思うと本当に申し訳ないことをしたと思ってます。。 ただ

少し弁明させていただきますと、、 以前からスノーボードの理論書は読んでいました。 初めて買った本は「実用 スノーボードの科学」です。 (これは隠れた名著なので、理系スノーボーダーは読んでみてください^^) ほかにも初心者にわかりやすく教えるにはどうしたらいいのか ネットを使って調べまくっていましたし、 書籍も20冊以上はありました。 自分なりに試行錯誤もしていました。

しかし、今考えると本当に稚拙な教え方をしていたと反省しています

それほどインストラクターとそうじゃない人とでは 教えるというスキルに差があります。 それはインストラクターになって始めて実感しました。

なので、私がお勧めする方法は、ターンができない彼女だったら、

彼女には午前中だけスクールに入ってもらいましょう。 

もしくは彼氏もターンができないんだったら、一緒にスクールに入ってもいいです。一緒にスクールに入って教えてもらうなら同じ時間も過ごせて楽しいと思います。

「彼女をスクールに入れて自分だけ滑るなんてひどい!」

もし、あなたがこのように思うならそれは違います。少しこの続きを読んでみてからもう一度考えてみてください。

彼女をスクールに入れるときに気をつけたいのが、 プライベートレッスンに申し込むことです。 一人のインストラクターにつきっきりで見てもらいます。 もちろんお金はかかりますが、彼女との楽しい時間をつくるための出費と考えれば安いものです。

お金は時間を買うためにあります。

やはり、プライベートレッスンとグループレッスンとだと 生徒さんの成長速度に差があります。私のイメージだと、少なく見積もって 生徒さんの成長速度に2倍の差があります。

グループレッスンで4時間かけてターンできた人は プライベートレッスンだと2時間でターンできます

なので、

午前中のプライベートレッスンである程度滑れるようなって、 午後から一緒に滑るようにすればいい

そうすれば、もともとターンのできる彼氏は 午前中いっぱい滑れるわけです。 たいていは午前中滑れば満足します。

もし彼氏が午前中の途中で一人で滑るのに飽きてきたら、 彼女の滑ってるコースで隣を滑ってれば大丈夫です。 彼氏は彼女のがんばりが見れますし、彼女は彼氏の滑りを見れます。むしろ一枚バーンの緩斜面があるようなところだとリフトからお互いの滑りを見ることもできて楽しいです。

それで、午後からは一緒に滑る。 こうすれば、お互いストレスなく一日楽しく過ごすことができるはずです。

彼氏が彼女にかっこいい姿を見せるのは午後からでいいです。 あまり見栄をはろうとすると失敗します。 わざわざリスクをとる必要はないです。

あなたのスノーボード旅行の目的はなんですか?

目的は、「彼氏(彼女)と楽しい時間を過ごす」ことですよね。

はっきり言ってしまえば、スノーボードはそれを満たす手段でしかないわけです。 だったら徹底的にその目的を達成するために「時間」と「お金」を使うのが良いと思うんです。

実際、そういうカップルの方はいらっしゃいますし。午前中だけスクールで頑張って滑りの基礎を覚えて、午後からは2人で仲良く滑るんです。とってもいいと思います。

ということで、まずはじめにお伝えしたいことは「無理して教えようとしないでスクールに入れてしまう」でした。

小さな成功体験をほめる

先ほどは、午前中だけスクールに入れて午後から楽しもうというお話でした。ここからは、午後から二人で楽しむための秘訣についてお話します。まず始めにお伝えしたいことは、

小さな成功体験を褒めまてあげましょう。

褒められて人は伸びるということです。 特に好きな人からは褒められたいものですよ。

たとえば、 彼女がターンできなくて転んだとしたら、あなたはどうしますか?

  • どうやったら滑れるようになるか教えますか?
  • 中央だと激突の恐れがあるから隅っこに非難させますか?
  • 「なんでできないの?」と言ってしまいますか?

このときに、 少しでも成長したことを褒めてあげるのが大切なんです。彼女の成長を丁寧に観察してあげてください。具体的には、、、

ターンのどのタイミングで転んだのか? 滑れる距離が少しでも伸びたか? 体の使い方は上手になってきたか?

少しでも、「成長」したポイントがあれば そこを褒めてあげましょう。 たとえ、ターンできなくても 「初めてでそこまでできれば大したもんだよ^^」 と褒めてあげてください。

両足を固定されているスノーボードは 初心者にとっては、装着しているだけで恐怖です。 それを和らげてあげるために有効なのが 相手を「褒める」ということです。

いい意味、で相手を勘違いさせてあげることで、 恐怖心が和らぎ、むしろ自信に変わってきます。

そして、褒めた後に滑りのアドバイスしたくなりますが、 それは言わない方がいいです。

これは特に男性は気をつけてください。午前中にスクールで習っている彼女に対してあなたの理論を言ってしまうと彼女は混乱してしまいます。なのでアドバイスをあなたが言うよりは、「スクールの時は、こういうときどんな風にした方がいいって言われた?」と午前中のレッスンを思い出すようにうながしてあげてください。その一言で彼女は冷静さを取り戻すはずです。

彼女と一緒の時間を共有してることを楽しむ

カップルでスノボを楽しむための最後のポイントです。

彼女はただ単にスノーボードを楽しむために来ているのではありません。

彼女は「あなた」と一緒の時間を楽しむために来ているんです。

スノーボードをカップルで楽しむということは、ゲレンデにいる全ての時間を楽しむということです。何も「滑る」ことだけがスノーボードではありません。 ゲレンデであなたと一緒に時間が楽しめればいいんです。

なので、もしあながアドバイスをしたくなっても、それはぐっとこらえましょう。インストラクターのない人のアドバイスほど恐いものはありません。どんなにネットや書籍で勉強していても、現役のインストラクターには勝てないです(筆者の経験談)。そもそも現場でつちかった情報量が違います。なので、自ら進んでアドバイスをする必要はないです。

ただ、彼女自らアドバイスを求めてきた場合は、素直に答えてあげましょう。本気で滑ることを望んでいる彼女であれば、そういったこともあると思います。ただ、基本的には「午前中はどんなこと言われたの?」としてあげるのがいいです。そして彼氏はその動きが出来ているかどうかを見てあげましょう。それが2人の共同作業になります。

そして、このアドバイスをするときのポイントとして、 「○○をしないと、滑れないよ」 というような「否定」が混ざる言い方ではなく 「○○をすれば、うまくいくと思うよ」 というような「肯定」でつながる言い方にすると良いです。

「○○をしないと、滑れないよ」 と最初に否定が混ざると、 相手はネガティブなイメージでメッセージを受け取ってしまいます。 逆に、 「○○をすれば、うまくいくと思うよ」 と肯定の話し方をすれば、ポジティブで前向きなイメージで受け取ります。

言い方を一つ気をつけるだけで、 相手に良い印象を与えることができます。 そして、一緒の時間を共有してることを楽しむために重要なのが、

こまめに休憩をとりましょう

女性は男性に比べて体力が劣ります。 ましてや、初めてスノーボードをやるとなると男性が思っている以上に女性は体力を使うものです。 目安としては2時間に1回は休憩するくらいでちょうどいいと思います。 休憩時間に、たわいもない会話で盛り上がるのいいですし、 雪だるまを作るなんてこともしていいと思います。とにかく、一日楽しく過ごすために必要なことは全部やりましょう。それが愛する人のため、しいては自分の幸せのためになるわけですから。

まとめ

カップルでスノーボードを楽しむための一つの方法論を今回はお話しました。そのために、「彼女をスクールに入れちゃう」とか「小さい成功体験を褒める」や「時間を共有していることを楽しむ」などのお話をしました。もしあなたがカップルでスノボ旅行に行くのであれば、お互いにとってどの選択が楽しいスノーボード旅行になるのかを話し合ってみてください。その時に、今回の記事が参考になればとてもうれしいです。彼氏は良いところを彼女に見せるチャンスだと思って頑張るかもしれませんが、彼女はきっとかっこよくないあなたのことも含めて好きなんだと思いますよ。だからあまり背伸びをしようとせず、等身大のあなたでいられる旅行がいいんじゃないかと私は思います。最後まで読んでくれてありがとうございました。では、また。

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