「スノーボード上達法とWEB製作に共通点はあるの?」
と思われそうですが、大いにありました。笑
僕はイントラの資格を持っていて実際教えるときに意識してたことと、今現在会社のHP作りをする中で考えるようになったことに共通点があるなぁ、思ったんでここでまとめてみます。
共通点1:お客さんがどんな人か知る(ターゲティング)
まず、スノーボードのレッスンでやることは、その人がどんなレベルの人なのか調べるってことです。
そうしないと、何から教えていいかわからないですからね。
もちろん、口頭でもそういったことは聞きますが、それだけではなくて「身なり」や「仕草」からもその人を分析できます。
例えば、
- ウェアの着こなし方はどうか?
- 道具の持ち方はどうか?
- 道具はレンタルなのか?自前なのか?
- 自前の道具であれば、どんなメーカーのを使っているのか?
- マニアックなメーカーだったら上級者の可能性大
- ゴーグルをどんなものを使ってるとか、グローブの種類がどんなか?
口には出さないですけど、レッスンの度に僕はそういうところを見てたわけです。笑
それで、「見た目」の情報だけで8割型その人の滑りのスキルがわかっちゃうんですよね。
残りの2割は質問したり、実際に滑ってもらったりして、細かいスキルの確認をする感じです。
WEB製作でも、ターゲットとなる人がどんな人か決めるのが重要になってきます。
例えば、化粧品を販売しようとするなら、
- 使ってくれる人の年齢は?
- 使う人の身に着けているものは?
- 使う人の家族構成は?
- 住んでいる場所は?
- 家賃?持ち家?
- 仕事内容は?
など、販売する化粧品を使ってくれる理想のお客さん像を設定します。
これを「ペルソナ」と言います。
理想のお客さん像を作り上げることで、「その一人」にメッセージを伝えるようにするんですね。
「一人」に向けたメッセージのため、その「メッセージ性」は強くなります。
告白するにも、
「みんな好きだー!」
というのと、
「あなたのことだけが好きです」
というのじゃ、違うのは明らかでしょう。
だから、理想のお客さん像を作って、その人に向かってメッセージを言うんです。
共通点2:お客さんの「なりたい姿」を知る
さて、お客さんの「現状」を把握したたら次に必要なのが、お客さんが「どうなりたいと思っているか」を知ることです。
スノーボードでいうと、うまくなりたいと思ってレッスンに入ってきてくれるわけですが、具体的に「どうなりたいのか?」を知る必要があります。
- ターンができればいいのか?
- 急斜面で滑れるようになりたいのか?
- 誰もが二度見するようなカービングターンがしたいのか?
- 目を奪われるようなグラトリを覚えたいのか?
- それとも、ゲレンデて「モテる」ような滑りを手に入れたいのか?笑
そういった「なりたい姿」を知ることで、今後のレッスンの方向性が決まってくるわけです。
これを聞かずして、レッスンをしていったらミスマッチになってしまいます。
例えば、グラトリを覚えたいと思っていたのに、カービングの練習しかしなかったらお客さんは満足してくれません。
逆に、カービングの練習をしたいのに、いきなりグラトリの練習をし始めたら「なんじゃこりゃ」ってなること間違いなしです。
(「モテる」滑りはみんな興味があるので、クレームは少なそうですが。笑)
「WEB製作」でも同様ですね。
お客さんは、どんなことに悩み・苦しんでいるのか、それを乗り越えてどんな姿になりたいと思っているのか、それを知る必要があります。
共通点3:「現状」から「目標」を達成するまでの「階段」を準備してあげる
さて、「現状」を把握して「なりたい姿」もわかったら、イントラの腕の見せ所です。
「現状」から「なりたい姿」になるためには、「階段」を登る必要があります。
その「階段」をその人にあった「高さ」に設定してあげるのが、イントラのお仕事です。
スノーボード初心者で、ターンをすることが目標だったら、ターンを分解して考えたりします。
いきなりターンをしようとするから難しいんですね。
それはつまり目標までの階段が高すぎるんですね。
だから、その階段を低くしてあげるんです。
具体的には、「ターンを分解」します。
ターン前半
ターン中盤
ターン後半
このように3ブロックに分解して、それぞれ練習してできるようにします。
一見、時間がかかるように見えますが、本人が安心感を持って練習できるので結果的にこちらの方が上達は早いです。
まさに急がば回れですね。
階段が自分の身長より高くてジャンプしても届かないようだったら、いくらその場で一生懸命ジャンプしても届きません。
その時に必要なことは、そのジャンプしても届かない高さに「はしご」をかけてあげることです。
それが今回のケースでいうと、「ターンを分解する」ことだったわけです。
WEB製作も全く同じなんですね。
WEBを作るということは、「目的」が必ずあるわけなので、その目的に対して、「階段」が適切な高さで設定されているかが重要なわけです。
まぁ売る側の「売りたい」気持ちが、出すぎてしまっているWEBなんていくらでもありますので、そうするとお客さんにとっての「階段」っていうのはめちゃめちゃ高いわけですよ。
いきなり買ってくださいって言われても誰も買わないでしょう。
それを「いい商品なんで買ってください」って言っても変わらないです。苦笑
まずは、「その商品の価値を知ってもらうためにどうしたらいいのか」を考える必要があります。
たとえば、手作り醤油を扱っている老舗のお店があったら、その醤油の少量を「無料」で提供しちゃうとか。
これがいわゆる「無料オファー」です。
それで、実際に使ってみて、その人の想いが伝わったり、本当に良いものであれば、それはリピートにつながります。
まぁ無料オファーを受け取るとあとで、「売りつけられる」ってイメージを持ってる人もいると思いますが、「気に入ったなら買う」のは普通のことですよね。
それを「失敗しないように前もって無料で試せる」ことはとても良いことではないでしょうか。
売る側の優しさでもあると思います。
いきなり「買ってください」じゃなくて、「まずは試してみてください」っていうのは、階段を低く設定することの代表例でもあるんです。
なんかドモホル○リンクルみたいな宣伝文になってきましたが、あれはまさにこういった流れをうまく汲み取ったシステムなわけです。
まとめ
どうでしたか?僕のこれまでのスノーボードインストラクターの経験をふまえてWEB製作との共通点をお話しました。今後も独りよがりにならないように「階段」を適切に設定していきたいものです。そいうった自戒の念をこめて書きました。笑
今日も、最後までありがとうございました。
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