ほけん業界に潜入して1ヶ月が過ぎまして、ここまででわかったことを書きますね。
業界のタブーに触れることになるかもしれませんが、知ったことではありません。笑
ただ、はっきりとわかったことは、ほけん業界もピンキリだってことですかね。
本当に自分の成績だけしか考えてない人もいれば、ほけんの知識を持ってない人が店舗に立ってるケースもありますし、FPだからといってきちんと提案ができるかはわからないってことがわかりました。
ただし、「長期」でリピーターを集めているほけん販売員の方の話を聞くと、ほけん商品はあくまでお客様の悩みを解決する「手段」に過ぎないってことで、「本気」で提案することがどんなことなのかは少しわかった気がしました。
というのも、僕自身がスノーボードインストラクターで「教えること」を経験してたことが大きいのかなと思います。
実際、イントラの資格を持っているからといって教えるのがうまいとは限らないわけですよ。
イントラの資格を取った最初の頃の僕のレッスンなんて正直グダグダでした。。。。
当時のぼくのレッスンに入ってくれたお客さんには全力で向き合ってアドバイスしましたが、今と比べると断然ダメです。
自分では、知識があると思い込んでいる分やっかいなんですが、実際のレッスンをやると言語化できない部分が多分に出てくるわけです。
それが、「どうやって教えたらわかりやすいか」と自問自答していくうちに、自分自身のスキルアップとともに、お客さんも満足度も上がっていきました。
そうして僕のレッスンをリピートしてくれる方も増えていったんです。
「こうぞうさんのレッスンが受けたいです」
「こうぞうさんのレッスンはわかりやすいです」
と、言われるようになってレッスンをすればするほど自分の引き出しも増えていってより良いレッスンができるようになっていったような気がします。
そして、自分の引き出しが増えるに従って、自分の実力も上がっていってA級イントラという最上位の資格も取れたんだと思います。
ほけんの販売もこれと似ているような気がします。
結局、「ほけんを誰から買うか」が重要
結局、スノーボードもほけんも誰から買うかが重要なんじゃないかと思うんです。
というのもほけん業界に入ったばっかりの人で、ほけんの知識がある人なんて稀です。中には類稀なセンスを持っている方もいるかもしれませんが、そういう方に実際にめぐり合うのは確率的に低いです。
そういった場合、「良い提案」を受けられるケースはとても低いことがほとんどではないでしょうか。
特に最近では、郵便局や銀行でもほけんの販売がされています。
個人的には、ほけんは「ほけんの専門家」の意見を聞いて入った方がいいと思っています。
それは、ほけん業界に1ヶ月たった今確実に感じています。
理由としては、郵便局や銀行の方は「ほけんのプロ」ではないからです。
もちろん、中にはほけんを勉強されて詳しい方もいらっしゃるかもしれませんが、ほけんに詳しいプロからしっかりと話を聞いて加入するのが「無難」ではないでしょうか。
初期研修で知り合った方の中に、銀行の窓口でほけんを販売してた方もいらっしゃいましたが、その方が研修中に言っていたのは、
「今まで何て売り方をしていたんだろう・・。この研修をもっと早く受けたかった・・・」
というものでした。
実際、銀行や郵便局に勤めていてある日突然上司から「じゃぁキミ、ほけん売って」と言われるケースも少なくないようです。
それに加えて、ほけんの商品は多種多様な上、各社多くの商品を出しています。
それを「ほけんのプロ」でない方がほけんの内容をきちんと理解してから提案する方が難しいのではと思います。
なので、ほけんはあくまでも「ほけんのプロ」の意見を聞くことが重要だと思います。
そして、それと同じくらい大切なのが
その販売員が「人」として信頼できるかどうか
です。
会って1、2回でほけんに加入する人も多いと思いますが、そのたった1、2回で100万円近いお金を払っていることを自覚しましょう。
例えば、30歳独身の男性ががん保険に加入するケースで考えてみます。
そして、一ヶ月あたり2500円の保険料だったとします。
それを85歳まで支払うといくらになるでしょうか。
2500円×12ヶ月×(85歳-30歳)=165万円
月々の保険料が2500円だからと思っていると、生涯に払い込む金額はなんと165万円という金額になります。
これは車よりも高い買い物なんですよね。
それをよく知らない人の話を聞いただけで、決めていんでしょうか?
そして、もう一つ知っておくべきことがあります。
ほけんは「いざというときにきちんと自分から給付を依頼してはじめてお金を受け取れる」
ということです。
やたら複雑で高いほけんに加入して、なんだか良い買い物をした気分にはなっていませんか?
そんなほけんに入っていてたら、いつどんな状態とのときに給付を受け取れるのかわかりにくいと思います。
ほけんの契約内容は、自分自身で理解しておく必要がります。もしくは、理解している人とつながっていることが必要です。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、ほけんの契約内容は、できるだけシンプルにしておく必要があります。
複雑で理解できないものに入っていても、それはいざというときに役に立つかはわからないです。。
いざという時の給付の手続きをしてくれない店舗もある
また、ほけん業界には、新規加入だけ受け付けて給付の手続きをしないところもあります。
給付とは、例えば医療保険に加入している方がいたとして、その方が入院したときにその入院費用を保険会社に請求することです。
その請求の手続きをしてくれない店舗も残念ながらあります。。
病気などをして入院して、急な出費がかさんで、心身ともにダメージを負っているところに、給付の手続きが面倒くさかったらどうでしょうか?
さらにストレスがかかることは目に見えています。
そんなときには、寄り添って給付の手続きをしてくれてもいいと思うのです。
でも、そこまでしてくれない店舗も実際もんだとしてあるんです。
100万円以上の買い物をして、いざというときに知らん顔するわけです。
そんなのおかしくないですか?
「給付のお手続きは、お受けできないのでコールセンターにお問い合わせください」
なんて言われることもあるそうです。
特に、このようなケースになりやすいのが「乗り合い」の保険代理店です。(*全てではないです。)
「乗り合い」とは、複数の会社のほけん商品を扱う保険代理店のことです。
乗り合い代理店の多くは、新規に加入する方しか対応しておらず、すでに保険に加入している人の契約内容の紹介もしてくれないそう場合があるそうです。
ただし、これも全ての乗り合い代理店がそういうわけではないので、加入前に「給付するときはどうすればいいですか?」などと聞いておくようにしましょう。
僕自身、スノーボードの用具のほとんどはプロショップで買うんですが、その大きな理由に「アフタフォローが良い」ことがあります。
長くスノーボードを楽しむ上で、道具のメンテナンスや滑りの相談などをしたいんですね。
そういった「今後」のことを踏まえて、「誰から買うか」というのを考える必要があるのではないでしょうか。
それは、スノーボードだけでなく「ほけん」に対しても同じく、「誰から買うか」が大切ではないでしょうか。
ということで、今日はこんなところで。
最後までありがとうございました。
165万では?
ご指摘ありがとうございます。
そうですね。。間違いです。
修正しました。