新型コロナで入院・自宅療養したら医療保険からお金はもらえるの?


新型コロナウイルス感染症で入院した場合は、
医療保険からお金はもらえるのでしょうか?

今日は、新型コロナウイルスと
医療保険に関してお話ししていきたいと思います。

 

結論:そもそも治療費は国負担!だけど、新型コロナウイルスで入院するとちゃんと医療保険の入院の対象になる!

はじめに結論から。

そもそも新型コロナで「病院」や「ホテル」に
入院してかかった費用は国が負担してくれます。

厚生労働省の新型コロナのQ&Aで
次のように回答があります。

感染症指定医療機関等の治療体制・機能の強化 治療体制については、現在、受入が可能となっている全国の医療機関 に対し、1800 床以上の病床が確保されるよう支援を行っている。また、 国立国際医療研究センター等における重症患者等への治療法開発や疫 学研究等を加速することにより、治療体制の早期の充実を図る。また、 感染した入院患者の医療費は、公費により負担する。
(参照:厚生労働省kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kinkyutaiou_corona.pdf

 

「感染した入院者の医療費は、公費により負担する」

と書かれていますね。
なので、万が一新型コロナウイルス に
かかってしまって病院に入院したとしても、
入院費用に関してはかかりません。

では、宿泊施設で療養する場合の
諸経費の負担はどうなるのですか。

それも厚生労働省のHPに書かれています。

 基本的には、食費やホテルの滞在費はかかりません。タオルなどの日用品に 要する費用などは必要となります。
 具体的には、各宿泊施設ごとに定められますので、宿泊施設の利用の際に、 管理者にご確認ください。
(参照:厚生労働省HPhttps://www.mhlw.go.jp/content/000619458.pdf

 

つまり、新型コロナウイルスでホテルで
療養する場合でも滞在費はかからない、
ということですね。

ただし、滞在費用と食費は国が負担してくれますが、
タオルやパジャマ代などは実費になります。

とはいえ、タオルやパジャマ代で数万円は
いかないのでほとんど入院には費用は
かからないでしょう。

で、ここからが本題です。

実質医療負担はなくても、
あなたが万が一新型コロナウイルスで
入院してしまった場合、
医療保険に加入していると、
医療保険の給付対象にはなるのでしょうか?

結論は、
新型コロナウイルスで入院すると、
医療保険の対象になります。

医療保険とは、「病気やケガで入院した時」に
入院日数に応じてお金がもらえる保険です。

カタチであらわすとこんな感じです。

例えば、入院日額5千円の医療保険に
加入していた方が新型コロナで
2週間の入院をしたとします。

その場合、
医療保険からもらえるお金としては、
以下のようになります。

入院日数14日 × 5千 = 7万 

医療保険にはこれ以外にも
「入院一時金」「退院一時金」などが
オプションでついている場合もあり、
それらをオプションで付けている場合は
オプション分も「上乗せ」でもらえる
可能性があります。

じゃあ「自宅療養」の場合は医療保険は使える?

では、新型コロナに感染はしたけれども、
幸いにも「軽症」ですんだため、
「自宅療養」を言われた場合は、
医療保険の対象になるのでしょうか?

これも結論から言いますと、、、、

新型コロナに感染し、
自宅療養でも医療保険の対象になります!

今回の新型コロナに関しては、
医療崩壊を避けるために感染しても軽症な場合は、
自宅にて待機するケースがあります。

実は、
そのような自宅待機になった場合でも、
医療保険の対象になります。

具体的に、アフラックでは、
以下のような対応となっています。

「新型コロナウイルス感染症による入院が必要にも関わらず、医療機関の事情で臨時施設、宿泊 施設および自宅等にて医師等の管理下で療養されている場合には、医師等が証明した期間につい て入院給付金の支払対象とします。」

(参照:Aflac HPよりhttps://www.aflac.co.jp/news_pdf/2020040801.pdf

簡単に言うと、、、

新型コロナウイルスに感染したと診断されて、
かつ
自宅にいてくださいね、と
先生から言われていたら、
医療保険の対象となるということです。

このイラストでは結構辛そうですが(苦笑)、、、、

イラストの右の女性が
医療保険に加入していたら、
自宅待機でも入院給付金の
対象になります。

さて、
実際に新型コロナに感染したら自宅療養は
どのくらいあるのでしょうか?
データで確認してみましょう。

厚生労働省のデータによると、
4月12日現在で、
入院治療を要する人が5866人いる中で、
入院待機中は77人となっています。


(参照:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(令和2年4月12日版)

この77人は少なくとも、
入院をせずにどこかで待機しているということなので、
それらの方は医療保険に加入していれば、
入院給付金が対象になる可能性があります。

また、新型コロナと診断を受けても
「無症状」のケースがあります。

その場合は、入院なのか自宅待機なのか
それとも隔離されたホテルなのか、
このあたりは明確には記載はありませんが、
そのような場合でも医師から指示された期間が
医療保険の入院給付の対象になる可能性があります。

なので、
実質的には新型コロナと診断を受けて、
自宅待機などをしている方は77人よりは
多いかもしれません。

そういった方は医療保険の対象になるかもしれないので
給付漏れがないようにしましょう。

コロナで退院後の「通院」も医療保険で対象になる!

ここまで、
医療保険の入院給付金に関して
お伝えしてきました。

最近の医療保険には特約(オプション)で
「通院」の保障もつけられます。

そのオプションの「通院保障」は
今回のケースでは対象となるのでしょうか?

これも新型コロナで入院(もしくは自宅療養)した後の
通院であれば基本的には対象となります!

またまたアフラックのHPから拝借します。

「新型コロナウイルス感染症は、入院給付金の支払対象となる「疾病」に該当します。
(中略)また、入院に伴い、通院保障期間内に通院された場合は、通院給付金の支払対象となります。
(参照:アフラックHPhttps://www.aflac.co.jp/news_pdf/2020040801.pdf

そしてアフラックの医療保険の場合は、
次がポイントです。

電話診療およびオンライン診療のお取り扱いについて

医療機関への通院に代えて自宅等で医師による電話診療またはオンライン診療を受けた場合、通院保障期間内の診療日について通院給付金の支払対象とします。
(参照:アフラックHPhttps://www.aflac.co.jp/news_pdf/2020040801.pdf

なんと、自宅で医師とオンライン診療を受けた場合も、
「通院日」としてカウントしていいということに!

新型コロナウイルスでは感染拡大を防ぐのも課題の一つですので、
こういった「オンライン診療」も今後は増えると思われます。

そういった中で、「オンライン診療」も通院日にカウント
していいとうのはありがたいですよね。

ただし、オンライン診察が通院日にカウントしていいかどうかは
保険会社によって異なる可能性がありますので、
詳細は各保険会社もしくは加入された代理店に聞いてみてください。

実は、「がん保険」でも対象になる?

これはちゃんと最後まで読んで欲しいのですが、
単純な「がん保険」は「がんのみ」の保障なので
今回の新型コロナウイルスでの入院は
対象になりません。

ただし、
ざっくり20年以上前の「がん保険」に
加入していると「医療保障」がオプションで
付いていることがあります。

実際に、僕がお客さんと話をしている中で、

「え?がん保険なのに、がん以外の入院でももらえるの?」

と驚かれる方も結構います。
(具体的に商品名は保険会社を書くと、
保険業法的に問題があるので
詳しくは書けないのが
心苦しいのですが、、、)

アヒルの会社の昔のがん保険では、
結構こういった事例があります。

感覚で言うと20%~30%の人は、
がん保険に「医療保障」がオプションで付いています。

生命保険は入る時は色々と考える方も多いですが、
入ってから10年以上すると保障内容を
具体的に覚えてる方は私の経験上ほぼいないです。
(もちろん中には保険料や諸条件まで
覚えているかたもごく稀にいますが、、1%以下ですね)

なので、今の時期は外出自粛でいい機会なので、
加入されている生命保険の保障内容の確認をおすすめします。

注意!自主的な自宅療養は医療保険の対象外!

ここまで、医療保険がもらえる条件に関してお話ししてきました。

ただし、自主的な自宅療養は医療保険の給付対象外となります。

「ちょっと熱があるから、自宅で待機していました。」

というのは、医療保険の対象にはなりませんので、ご注意ください。

あくまで、PCR検査等をして「医師の指示」により、
自宅なりホテルなり病院で療養をしていた場合のみ、
医療保険の対象になります。

 

まとめ:こういう時だからこそ、保障内容の確認を。

新型コロナウイルスで入院した時の費用ですが、基本は国負担です。

ただし、医療保険に加入している場合は、
それとは関係なく医療保険の対象になります。

また、医師の指示の元療養するのであれば、
病院でなくてホテルや自宅待機でも医療保険の対象になります。

今回の外出自粛になっているので、
これを機会にあなたが加入している
生命保険の内容の確認をしてみてはいかがでしょうか。

年に一度は必ず保険会社から内容のわかる手紙が届くはずです。
それを見て確認してもいいですし、
見ただけじゃわからないのであれば、
あなたが加入した時の担当の方に聞くのもいいです。

もし、保障内容に関してわからない場合は私でもいいですし、
おまえだれやねん!ていう場合は担当の方に聞いてください。

 

 

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